筋膜は血管に富み 筋膜内も血管が多くありますが

筋肉細胞が血管から直接 酸素と 栄養素を得ているだけではありません。

筋運動がポンプとなって 血管から 間質リンパがしみでて その間質リンパから

酸素と栄養素を得ています。

そして老廃物も間質リンパに排泄します。 8割~9割の水分が

静脈に吸収され 残りの1~2割のボリュームの 間質リンパがリンパ管に吸収されます。

静脈といっても毛細血管の静脈側です。

毛細血管は 動脈と静脈がつながっているんです。 血液は その流れと

浸透圧で 毛細血管の薄い半透膜から 水分を取り込みます。

分子量の大きい ものは その 半島膜を通過出来ません。

その吸い取る圧力はわずか5g程度で それだけでは不十分です。

そこに筋肉が活動し圧力をかける必要があるんですね。


また 毛細血管から間質リンパが出てくる圧力もわずか20gです。これだけでは

循環ができません。 筋肉が弛緩した時に より筋肉は間質リンパを吸いますので。

その陰圧が 血管にも作用し 血管内外で圧力差をうみ 血管から新鮮な間質リンパが

でてきます。



筋肉は 自分の動きによって 酸素と栄養素を得ているのです。

そして周りの細胞(皮膚細胞や脂肪細胞)もその動きによって 間質リンパが

流れそのおこぼれで 酸素と栄養素を得ることができます。

筋肉が動かないときに20gででてきて5gで回収されるということです。


筋肉がうごけば よりその圧力差が大きくなり 間質リンパの循環が多くなります。

そうすれば酸素と栄養素が得られるだけではなく 老廃物が流れていき

疲れが無くなるのです。当然酸化物も流れていき

酸化物(活性酸素)は 固定された血管や細胞を攻撃できなくなるだけではなく

流れている異物を攻撃出来るのです。



間質リンパ その循環 我々以外誰もそんなことを言っていません。

医療では血流血流 美容では リンパ管の中のリンパ 流す 流す


さとう式リンパケアでは 弱い圧力で流すのではなく 流しません。

ながれを促す 筋肉にポンプさせるのです。



そこには大きな違いがあります。筋肉細胞に間質リンパを流れる環境整えるのです。

促すのです。



筋肉細胞を子供に例えましょう。

勉強をさせるのではなく 勉強を促すのです。大きな違いでしょう?

運動をさせるのではなく 運動しやすい環境を整えるのです。 違いますよね!


組織だったら 働かせるのであはなく  働きやすくしてあげるのです。

それぞれの細胞が それぞれの人間が 組織の中でその役割をもっている

働かないからといって 強制したり 仕事をとってしまってはいけないのです。




本当に多くの人が 流すのと 流れを促すことの区別がついていません。

彼等の働きが悪いからといって その仕事を奪ってしまっては

ますますその組織の動きは悪くなるのです。