明けましておめでとうございます。

さとう式リンパケアはもう7~8年前 顎関節症の治療からうまれたものです。

噛み合わせの調整で顎関節症を治そう とか 何か違うと思ったのです。

思い起こせば 肩の位置と咬み癖からです。

私は中学生の時から腰痛で 二分脊椎といって背骨に奇形があり

入院したこともあります。整体などに通っても一時的に良くなるだけ(それで充分でしたが)

なかなかコントロールできません。良く自分の身体を観察していると腰痛になる前に

身体が歪み 右肩が上がってくるのです。右咬み癖と 右肩のつっぱり

肩をぐるぐると後ろ回しにすると 肩が揃います。すると腰痛が回避できたのです。


患者様を観察していいうと 殆ど 咬筋と 側頭筋 顎関節下部に圧痛点があり

それが強い側が首が凝っています。


顎をストレッチしたり揉んだりすると 首の緊張と 圧痛点が消失することがわかりました。

それに加えて 平衡側の干渉(右側で咬む時に左側で歯がたるところ)をとると

一気に首が ゆるむことがわかりました。そして頭痛が無くなる。


しかしすぐに再発します。患者様に顎のストレッチ(開口訓練)と
顎関節周辺(耳周りの圧痛点)のマッサージを指導していました。

すると 多くの患者様がかえって コリが増すことに気がつきました。

ストレッチとマッサージのやり過ぎです。 「もっと弱くやってください」と

言うと「先生だって強くやってるじゃん!」と言われ 手技を弱くしていきました。

すると効果が増し リバウンドが無くなることを発見。

ところが患者様は弱くやってくれません。 圧痛点をグイグイ押します揉みます。

だから 圧痛点を揉まないように 耳たぶを回すようになったのです。


またこの頃は噛み合わせの調整とセットだったので歯科医師のみの



勉強会に呼ばれて講習会を小さなスタディグループでやっていました。

噛み合わせの治療 リンパマッサージ(まだこのころはリンパマッサージと言っていました)

それからセルフケア


これだけでは首までしかゆるみません。頭痛は改善し 首は柔らかくなるのに

肩が柔らかくならない。 そして私の腰痛のケアである肩回しが入ったのです。


噛み合わせの治療(平衡側の除去)はその場では良いのですがかえって悪影響があることが

わかりました。数ヶ月後に悪化する人が何人かいたのです。

それも リンパケアをすると良くなります。噛み合わせの治療を再度して一時的に

また良くなり さらに悪化 セルフケアをしていくと 悪化しません。

そして 噛み合わせの治療を止めたのでした。

ここまで来るのに2~3年かかっています。


きっとリフトアップもできるだろうと 顔を撫でてみました。

するとリフトアップが完成 歯科医師でなくても できるようになったので

美容に特化して 一般の整体やエステ向けに リンパケアの原型が完成したのです。

それが4~5年前ですね。



そのころ木村先生と知り合いになりました。

本当は顎関節症の治療に役立てたかったのですが。

顎関節症の掲示板や 顎関節症のmixiのコミュでは 何故か患者様から

かなりの攻撃にあいました。 顎関節症が劇的に改善するんですが

嫌になっちゃったんですね。 「そんなもんで治るわけがない!」って

凄くネガティブなんです。ところが美容のほうは プラスαですから

凄くポジティブな人達が集まってきます。面白いようにシワがとれ小顔になっていきます。

木村先生と組んで「美」に特化しようと思いました。

そして 肩こりがとれ 首コリがとれ 頭痛が改善していく。

耳たぶ回しの本の出版が決まり それから4年程前にウエストダウン バストアップが完成

3年前に筋ゆるの基礎ができ 2年前から 骨格矯正ができるようになり

腰筋ゆる 足筋ゆる 1年前から カウンターストレイン 

カウンターストレイン口腔内バージョン

去年から エネルギーワークや 筋ゆるの 触れないバージョンが

加わって どんどん どんどん 発展しています。

また不思議なことに 筋ゆるの触れないバージョン 最新バージョンが

最初の肩回しの基本に戻るのです。


今から思うと本当に良くできた原型です。 基本の耳たぶ回しと肩回し

これがさとう式のすべてといっても過言ではありません。

なんであんなに完成されたものが最初に思いついたのか?

それは不思議です。


筋肉を緩めるのに力はいらない どころか 力を入れることが最大の弊害があることが

耳たぶ回しの基本となっています。


さとう式リンパケアは まだまだ歴史が浅いんですね。

でも今、元に戻り 医療として また 痛みをとること 機能障害を回復させること

に戻りつつあります。 筋をゆるめること 力をくわえないこと 動かすこと

2013年は さとう式が原点に戻り 痛みと機能障害の回復から 改善 さらに良くしていく

運動機能のアップ 

「筋ゆる」に 力を入れる(力を抜く?) 力を出していく予定です。

2013年は 筋ゆる 元年になります。