アンチエイジングが流行です。

美容でも健康でも抗酸化 抗酸化ということがいわれています。

酸化はどこで何に対してどのように行われているのでしょうか?

酸化とは電子を奪うことです。酸素がその代表なので酸化という言葉を

使いますが 酸素でなくても電子を奪えばそれは酸化になります。

他の物質から電子を奪い酸化をさせる物質のことを ラジカル もしくはフリーラジカルと

いいます。

酸素がつく事も酸化 電子を奪うことも酸化なので紛らわしいの

電子を奪う物質のことを ラジカル 及び フリーラジカルとして話を進めていきますね。






血管で酸化は行われるの?

血管内でのラジカルは 主に 血液中に溶けている酸素ですね。

血液が酸化しないように赤血球が酸素を捕まえて運んでいるんですね。

ラジカルはすべてわるものかというとそうではなく

ばい菌を殺す消毒などはほとんどすべてがラジカルであり

塩素 イソジン 過酸化水素水など 消毒薬としてつかわれているものは

ほとんどがラジカルで ばい菌から電子を奪い 細菌を殺します。

紫外線なんかも殺菌力が強いんです。

血管内では赤血球によって酸素が捕らえられているので

酸素はラジカルとして働きにくいわけです。また流れが非常に

速いため一緒に流れて行くものしか攻撃しにくいのです。





ではもっとも酸化がおこりやすいのはどこなんでしょうか?


血管から酸素が放出されたところ。

また細胞から老廃物(酸化物)が放出された場所なんですね。


それはどこか????


細胞間質なんです。細胞間質 間質リンパ内の酸素や

老廃物がラジカルとして細胞から電子を奪います。

間質リンパが正常に流れていれば

細胞は間質リンパから酸素を受け取りエネルギー変換し

また間質リンパに老廃物を流し それを運んでくれます。

流れがあれば一緒にゆっくりと流れながら 

ラジカルは流れているもの=異物を攻撃します。

問題は間質リンパの流れが少ないところなんですね。

ラジカルが細胞膜から電子を奪ってしまう=細胞を酸化させてしまうのです。


酸化とは

酸化は電子を奪うこと 電子が奪われると 細胞はボロボロになって破壊される

どこで行われるのか? 


何処で

多くが酸素が放出されたところ 細胞間質 

及び 細胞から老廃物が放出されたところ 細胞間質

そして  異物は入って来たところ これも細胞間質なんですね。

一部 血管内 リンパ管内を流れながら 


何に対して


異物に対しても 一緒に流れながら これを攻撃する(これは血管内やリンパ管内でも行われる)

細胞に対して ラジカルがとどまっていると そこにある細胞膜の電子を奪って細胞を破壊する。

紫外線は直接細胞の電子を奪い 喫煙などでは 酸化物が大量に血液に溶け込む。

局所の細胞及び 血液及び体液をより酸化させる。





スポーツ選手では 運動によって 多くの酸素が間質に流れ込み 多くの老廃物が間質に

流れ込む。 非常に危険なんですね。 エネルギー供給と消費のバランスがとれ

疲労がないうちは流れが良いためにそれほど問題はありませんが。

エネルギー消費量が多いので酸化が非常に促進される。


オーストラリアの水泳選手が突然死

サッカー選手が突然死 巨人のコーチが突然死

「運動をやっているのに...... 不思議?」 っていうのが一般の考え方なんですね。


間違いなく 激しい運動をやっているから亡くなった。

もしくは バランスなんですね。いくらスポーツをして酸化物が多く発生しても

それが流れて行けば問題ないわけです。



今のスポーツではいかに負荷をかけるか いかに筋肉を収縮させるのか?

ってことをやっています。わざわざ疲労させる動きをしているのです。

それに対して昔の忍者や飛脚などでは いかに疲れないで 

エネルギーを消費しないで(酸化しないで)動くかということをやっていました。

流れを良くするのは 筋収縮ではなく 筋肉の弛緩です。ポンプは水を吸わない限り

水を送り出せない。



健康のために必要なことは 動くことで 運動ではない

筋肉を弛緩させることが重要で 筋肉収縮はそれほど重要ではない。

ストレッチでは筋肉を引っぱり収縮させるため 筋肉を弛緩させることにはならない。