最近の医療の流れでフローラ(菌叢)を整えるというのが主流になりつつあります。

皮膚炎 アレルギーなどは 皮膚の表面に悪玉菌がついてそれが原因と考えられてきたのですが

本当は悪玉菌が原因ではなく善玉菌がいないことで皮膚のバリアーが崩れて

異物に反応しやすくなっている状態なんだという説です。



皮膚の表面を毎日消毒液で洗っていたら善玉菌が死に 皮膚のバリアがとれて

ガサガサになります。そうすると悪玉菌がつきやすくなり手がアレルギー反応をおこしやすくなる

というものです。主婦湿疹や洗剤荒れもこれにあたります。



傷口を消毒してはいけない ということがようやく少しづつ浸透しつつあります。

傷口を消毒してしまったら折角傷口を治そうとしている皮膚の細胞達を殺してしまいます。

何もしないで不潔にしておくより 傷口は消毒したほうが良いでしょう。

しかし普通の皮膚と同じで清潔にしていれば わざわざ細胞を殺す薬を傷口に擦り込む必要は

全くありません。



口腔内でも同じことが言えます。

うんこでまみれた便器を消毒しても綺麗になりませんよね!

消毒だけで満足してしまうのは問題です。


便器を綺麗に保つのは機械的な掃除です。

口腔内を消毒性の口洗剤でうがいするのはナンセンスです。

もしうがいをするならもう一度水でうがいして水だけで歯を磨きなおし

口洗剤が口の中に残らないようにしなければなりません。



悪い菌をやっつけるのではなく 環境を整えて良い菌を育てる

人間も欠点を無くすより 良いところを伸ばしたほうが良い状態になります。

雑草を枯らす 農薬を使うのではなく お花畑を育てる またその環境を整える 手入れをする



ドブネズミを退治するのではなく どぶ川を綺麗にして 小川にしていく

そうすればドブネズミもハエもウジ虫も発生しなくなります。小川には小魚と水草がはえます。



フローラは薬で整えるものではありません。お花畑は育てるものです。

口腔のフローラが悪い状態で身体全体のフローラが良い状態になるはずがありませんよね。

口腔内のフローラの善し悪しが 身体全体のフローラの善し悪しにかかってきます。


どぶ川にはどぶ川に住む生物が集まり ドブネズミやハエが病気を運んでくるのです。

身体のフローラを整えるにはまず口腔内のフローラを整えることです。



我々のやっている 歯周病治療では 骨が再生しています。

やっているのは派手な骨再生医療ではなく 地道な作業です。

ほとんどの歯周病治療では歯の周りの細胞(セメント質細胞)をガリガリ削ってしまいます。

歯の周りの細胞は歯頸部では0.02mmしかないので一回ガリっとやってしまったら

骨は再生しません。でもそんな治療で世界中でされているのです。


骨が再生しなくなったところに骨をつくるタンパク質をおき自費で

手術をするというのが日本の最先端医療です。「歯 再生医療」で検索すると

いくらでも出てきますが 2mm 3mmしか 再生していません。



ようやくアメリカの再生医療では 顕微鏡をつかって 歯の周りの死んだ細胞だけを

取り除き 生きた細胞を残そうという流れがでてきました。これは結構骨が再生しています。

4mm 5mm再生してるんですね。

でも月見歯科のレベルには全く追いついていません。月見歯科では7mm 8mmは再生しています。


さとう式リンパケア$さとう式リンパケア


このように5壁性の骨欠損が改善した例は多分月見歯科以外では無いと思われます。




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死んだ細胞なんて取り除く必要は全くないのです。汚れをとって清潔に保てば

生きた細胞が再生されて 死んだ細胞は 剥がれてしまいます。何故そんな簡単なことに

世界は気がつかないのでしょうか?


手術や特別な薬 材料 器具機材 テクニック だけに価値観を置いているんです。


違うんですね。病気を改善させるのは 医療ではない! ケアなんです。

ご本人の意識 我々医療従事者の意識 それから 手入れ





多くの人が悪いものを取ることだけに集中してしまいます。それが医療の歴史でもあるんですね。

良いところを伸ばす。

フローラを整える!


フローラを整えるというとすぐにプロバイオティクスとか言うわけです。

サプリメントとかね!それを言わないと儲からないんです。


それはそれで良いけどまず 掃除なんですね。




月見歯科では 手術は極力しない 投薬も極力しない 麻酔もしない 歯は削らない 

で歯周病骨再生医療が可能になっています。

何もいらない。

それでは皆さん満足されないみたいです。