さとう式は完全に物理学です。

私が好きなのは建築と物理

建築では構造力学 物理ではやっぱり力学

この力学の中でリンパケアは流体力学が入っています。

血圧の上が120mmHg 毛細血管では35mmHg 毛細静脈では 18mmHg 中心静脈では7mmHg程度です。

グラムになおすと それぞれ 160g 50g 25g 10gです。

毛細血管から50gの圧力ででた 血漿成分は 25g以上の圧力で 毛細静脈内に 主に水分とガスC02が

再吸収されます。 この圧は液体の濃度による浸透圧もからんでいるので簡単ではありませんが

血管膜をとおしているので 大きなタンパク質や異物は 静脈にはあまり入りません。



筋肉の細胞の間は体液で満たされており この圧力は 筋肉の活動によって 大きく変動します。

大きな圧力がかかった時は 静脈やリンパ管に体液が吸収され

50gより小さな圧力になったときに 細胞間に流れ込みます。

筋肉は一般的に伸びる時に細胞の間が陰圧になります。


陰圧にならない状態というのも考えられます。

筋肉が伸びる時に力が入っている 状態には簡単になります。

筋肉に力を入れてゆっくりと動かした場合は 伸筋も屈筋も力が入り 陽圧になります。

筋肉を強く引っ張った時(ストレッチ等)でも筋肉は硬くなります。これは

筋膜に引っ張られて筋肉が圧縮されてた状態です。

筋肉を押しても陽圧になります。

筋肉が疲労している時も筋肉は体液が移動しないので陽圧のままです。

あと痛みを感じる時は全て陽圧です。



これらが行われている場合は全て陽圧となり 細胞間の体液の移動がありません。


体液をポンプさせるには筋膜内を最高50gより陰圧にする必要があります。

ところがあらゆる筋へのアプローチは殆ど陽圧なのです。

揉む 押す 引っ張る ストレッチ マッサージ ドレナージュ などは全て陽圧になります。

陽圧になった後は少しだけ陰圧になるので効果がないわけではありません。

しかし陰圧になるように圧をかけないで動かすことができればそちらのほうが

ずっとずっと効果は高くなりますし 簡単です。







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