大腰筋を使うようになって身体が変化してきています。

腔も立って来ます。素晴らしいです。

それから力学的な考察が次から次へと沸いてきます。

甲野先生が仰る 科学で説明できないもの が科学で説明がついてきます

腔をねじらない ためない うねらない

全て力学で説明がつきます。エネルギーなんです。

小魚が一斉に向きを変えるように 腔も移動が可能になります。

腔をねじって力を溜めると時間がかります力学的エネルギーは対象の筋の収縮による

運動エネルギーに限られます。また作用に関して反作用がかかります。

腔を移動したときは位置エネルギープラス全ての筋の収縮による運動エネルギー

が加わり反動がありません。


人間は大腰筋を発達させて 二足歩行になりました。

大腰筋が使えなくなって 猫背になってきます。大腰筋という筋肉はもともと強い筋肉なので

鍛える必要がありません。使ってあげれば元気になるのです。

ところが多くの人が腰骨筋を使って歩いています。

大腰筋と腸骨筋が連動して歩いて臀筋群とバランスがとれます。

ところが大腰筋があまり働かないと 腸骨筋と臀筋群では臀筋群のほうが力が強く引っぱられて

しまいます。

すると骨盤は外側にひらきます。腸骨筋を主につかうと負荷が大きく歩くのに疲れてしまいます。

大腰筋は使われないことによって 筋が硬くなります。背骨が前にひっぱられると猫背になり

ますます大腰筋がおれまがり 腸骨筋のみの力で太ももを持ち上げて歩くため益々腸骨筋は疲労します。


姿勢を立てるために脊柱起立筋を収縮させてしまいます。


脊柱起立筋は大腰筋と拮抗筋であるので拮抗筋が緊張すればより大腰筋も緊張し

悪循環が続くのです、



大腰筋が緩めば 大腰筋の収縮力はアップします。

筋肉が緩むというのは  筋肉が弛緩しエネルギーが筋に溜まる状態です。

より収縮しやすくなるのです。収縮によりエネルギーを放出します。

また弛緩によりエネルギーを溜めるのです。



大腰筋が動けば 胃腸の働きが活発になります。

大腰筋が働けば ソケイリンパ節がポンプされます。足の浮腫みや冷えが改善されます。

大腰筋が動けば腔が立ちます。ウエスト周りが細くなります。猫背が改善します。肩こりが無くなります。


大腰筋が動けば 骨盤が立ちます 足の動きが楽になります。足全体にエネルギーが溜まります。

大腰筋が動けば腔が立ちます。腔全体にエネルギーが溜まります。

腸骨筋 臀部筋と連動し 動きやすくなります。 運動能力がアップします。

大腰筋が動けば腔が立ちます 胸郭が広くなり呼吸が楽になり心臓の働きが楽になります。

副交感神経が優位になり筋がますます柔らかくなります。精神的に落ち着きます。元気になります。


大腰筋が動かない場合はどうなるのでしょうか?

そもそも猫背 前かがみだと大腰筋が動けません。

腸骨筋を主につかって歩きます。短い筋肉で疲労しやすい。

臀部筋が緊張して骨盤が開きます 身体が歪みます 内蔵が圧迫されてお腹が出ます。

動きにくくなります。ソケイリンパ節が動きにくくなり足がむくみやすくなります。

大腰筋が動きにくいので内蔵も動きにくくなります。排泄がしにくくなります。

胃腸障害がおきやすくなります。排泄物がたまりやすく皮膚からも排泄がはじまりブツブツが

出ます。老廃物が溜まりやすいと疲れやすくなります。

猫背になって呼吸が浅くなります。交感神経優位になります。より呼吸が浅くなり

筋がより緊張しやすくなります。心臓の動きも悪くなり心拍数も早くなります。

またまた交換神経が優位になり 精神的に落ち着かなくなります。 

益々筋が緊張し 運動能力が低下していきます。病気になります。



筋肉の収縮は エネルギーの消費

筋肉の弛緩は エネルギーの供給


実際 カリウムナトリウムポンプは 筋肉がエネルギーを消費(カリウムを放出)したあと

働き始めます それは弛緩している時におこります。


エネルギーを出すにはエネルギーを蓄えなければいけない。

そのエネルギーは細胞間質液にふくまれるのです。筋が弛緩したときに細胞にとりこまれます。



多くの人はエネルギーの消費しか考えていない

エネルギーの供給を考えていても 血流までなんですね。

血液はすぐ近くまできてるんです。

問題は血管(血液)から離れた細胞がいかにエネルギーを供給し

いかに細胞から離れたリンパ管に老廃物を排泄するかなんです。

排泄もリンパ管から先しか考えていないんですね......