たしか水俣病の時の話だったと思います。

有機水銀が川から海に垂れ流しになり。

漁師の生活保障の話になりました。

漁師さんはとった魚を一旦政府に買い取ってもらうことになりました。

いままでより少しだけ高くです。

ところが漁師さん最初は黙ってとっていたのですが

とても疲れ 

次々と条件の悪い他の地域に移っていったり 

鬱病になりかけたりしたそうです。

今東北の 農業や畜産業できっと同じ様なことがおこっているでしょうね。




漁師さんは「いままで自分はお金のために 漁をしたいたと思っていた

でも 水銀に汚染された食べない魚をとってそれが処分される 堪え難いことだ

我々がやっていることを 全く意味のないものにしてしまっている。

いくら条件が悪くても 魚を食べてもらってはじめての漁師だと気がついた」と言ったそうです。




この漁師さんを除いて 意味の無い仕事なんて無い 皆だれかの為に働いているんです。

それを意味の無いものにしているのは あなた自身です。


漁師さんってもっとも鬱病になりにくい職業だそうです。夜明けとともに光を浴びて

自然と一体になる職業 でも意味のない仕事でうつ傾向になってしまう。



普段の業務に捕われて 誰かの為に働いていることを忘れがちです。

私たちが暮らす為にはお金は大切です。

しかしお金を得ることが目的になってしまうと 仕事が意味のないものになってしまう。

お金を得てこその仕事ですが 人に役立ってこその仕事でもあります。


仕事を意味の無いものにしているのは その人のマインドなんですね。



またそのマインドは 子供に伝染します。


もっとも子供の未来を奪う言葉は「疲れた」と「忙しい」という言葉だそうです。


「疲れた」を連発しぐったりする親を見て育った子供は 

「大人になると疲れて ぐったりするんだ 大人になりたくない」

と潜在意識に埋め込まれます。



「忙しい」と言うことばには  「優先順位が上のことがあって 他のことができない」

という意味が含まれています。


「ねーねー」と言われて「忙しいから」と言われ続けた子供は

「あなたの優先順位は後ですよ」と言われ続けるのと同じです。




我々がどのようなマインドと言葉で過ごすかで 

自分の未来も 子供達の未来も 開いたり 閉じたりしてしまう。



我々は人の為に働いている。

社会のために

子供達の未来のために働いているのです。