さとう式リンパケア初級では口腔から胸腔を整えることによって

頸部から肩にかけての筋を弛緩させていき頭部のバランスをとっていきます。

頭頸部の体液の流れ 空気の流れ 食物や分泌物の流れを改善してきます。

人間の身体は腔を中心にバランスをとり 呼吸をし 消化をし 生命活動をしています。

いままで筋を緩めるという考え方や技法はありましたが 腔全体を中心に考えていくという

技法や理論は無かったと思われます。

腹腔を中心にした理論や技法はあります。

しかし歯科医師である私にとって腔のメインは腹腔ですが アプローチは口腔なんですね。

入り口からしかアプローチできないし そこが一番重要なんです。

メインは一番大きな腹腔です。

おもに消化と排泄

多くのトラブルはこの腹腔にあります。

潰れたペットボトルをもとに戻すにはキャップをあけないと難しい

キャップさえあければ簡単にペットボトルは円筒形にもどりやすくなる。

これがさとう式リンパケアの上級でするウエストダウンなんです。

初級で口腔を広げ 胸腔をさらに緩め 上級では腹腔を広げていく

これでトータルの腔が整うわけです。

顔のリフトアップもバストアップもヒップアップもいわばおまけですね。

腔が整えば全体の筋もゆるみ末梢循環も改善していく。

特に排泄を担う腹腔の機能が改善されれば取り込みも良くなるんですね。

顔のリフトアップは咬筋 

バストアップは大胸筋 

ヒップアップは大臀筋がそれぞれ対応しています。

というより咬筋が収縮すればその上にある 頬がたるみ

大胸筋が収縮すれば 胸が垂れ 大臀筋が収縮すればお尻が垂れます。

これらの筋をゆるめることによってリフトアップするのです。

筋が収縮するとその上にのっている脂肪と皮膚やたるみ 垂れていきます。

垂れるのは筋の収縮の結果ですから 筋の収縮方向に引き上げてもリフトアップはしません。

不思議ですよね 世界中がリフトアップマッサージとして顔を引き上げています。

私が筋の弛緩方向に軽くなでて瞬時にリフトアップしてくのを皆さん「不思議」とおっしゃいます。

筋の収縮方向 体液の流れとは逆方向に圧をかけて何か意味があるのでしょうか?


医療を含めてこれらの扱いは多くは「経験」に基づくものですから 理論が伴わないのは

しかたがないことなのかもしれません。


腹腔の話に戻りますが

腔が整えば 内蔵の動きは良くなります。

胸腔によって血液循環 酸素交換 

腹腔によって排泄循環及び排泄

口腔によって食事や空気の取り入れ

全てのバランス

腹腔で腰

胸腔で猫背

口腔で頭軸のバランス

トータルでしか整うことができないのです。

多くの場合 頭(口腔) が抜けているんですね。


口腔を扱い メインである腹腔を整えることによって全てが整います。

細胞間液であるリンパ液が流れ 細胞は潤い ネットワークができて全体が改善していく。

さとう式リンパケアは単なる一つの手技手法ではありません。

トータルでみるトータルケアなんです。

これが初級の口腔 上級の腹腔のケアによって可能になります。

もっとも重要なのは初級 メインは上級です。

これらをマスターして 色々なことができるようになっていきます。

是非初級 上級の理論を理解しこれをマスターしてください!