凝りとは体液の固定、水分は固定されると硬くなる。
体液とはいわゆるリンパ液になるのだが
その帰り道が渋滞して、流れがわるくなる。

渋滞では後ろから押し出しても解決しない。また
引っぱっても解決しない、

渋滞を緩和するには渋滞しそうな曲がり道を真直ぐにすること
狭くなっている道を広げて通すこと、

必要なのは流すことではなく、通すこと。通すことによって
流れることが必要なのだ。


揉まなくても、ストレッチしなくても、押さなくても
凝りはとることが可能である。

温熱でも、気功でも、電気でも、波動でもない



頭痛の原因は咀嚼筋の過緊張なんです。

筋緊張性頭痛というのがあるのですが これは頭蓋骨を取り囲む

側頭筋が頭を締め付ける 側頭筋って下顎を引っぱり上げる咀嚼筋なんですね。

あとズキズキと痛む偏頭痛 これは首の凝りによるもので

スロートレーニングのように筋の緊張で血や体液がもどってこなくなり

頭部の圧が高まってしまう。

スロートレーニングって筋を緊張させて静脈や体液の流れを止めて

加圧トレーニングと同じ効果を器具をつかわないで出すものです。

首の凝りって動脈を止めないようにして 首を閉めるのと同じなんですね。

そりゃ頭が痛くなりますし 循環障害がおきているわけですから

脳梗塞にもなりやすい

顔の圧が抜けないわけですからズキズキと動脈の拍動が痛みとなって伝わるわけです。


首の凝りっていうと殆どの人が首の後ろ側を言います。ところが実際に
硬くなっていたり収縮しているのはもっと大きな前側の筋肉で

舌骨上筋群と舌骨下筋群をあわせて前頸筋と言います。

これは開口筋といって口を開くためにある筋肉で 舌骨が重要な位置と役割をしています。

舌骨は喉仏の少し上 下顎下縁にある小さな骨で 下顎と相似形をしています。

舌骨から下顎にかけて放射状に顎舌骨筋とオトガイ舌骨筋がついています。

顎の状態を舌骨をあらわし 舌骨が下顎の状態をあらわします。

さらに舌骨は第三頸椎の位置にあり結合組織で繋がれているので

第三頸椎の位置も反映します。

さらに第三頸椎は背骨のアーチのトップにあるので

アーチの頂点にある骨はアーチ全体に影響を与えます。

良くカイロプラクティックで頭痛が良くなったという話を聞きますが

これは頸椎全体を整えることにより第三頸椎の位置が補正され

第三頸椎の補正によって舌骨が補正

舌骨の補正によって下顎が補正

下顎の補正によって開口筋群である舌骨上筋群 閉口筋である咬筋 側頭筋が緩み

頭痛が改善するものと思われます。

頭痛は第一頸椎が第二頸椎だ 第三頸椎だ なんて色々いわれていますが

全体を整えることによって顎の位置が改善するものと思われます。


さとう式リンパケアでは頸椎の歪みが簡単にとれます。

それは顎をフリーにしていくからです。

カイロプラクティックとは全く違う方向から頸椎を補正するんですね。

顎に外力を加えて位置を変えるのではなく

顎をゆらして周りの筋を動かしてフリーにして良い位置にもっていkます。

当然舌骨が補正され第三頸椎が補正され頸椎が補正されます。

頸椎に直接外力を加えるのではなく影響のある部位のバランスを整えることによって

頸椎を補正していくのです。 頸椎の補正というより空洞の重心バランスの補正で

頸椎が補正されるイメージです。バランスがとれていない建物の構造を

正方形や円筒形に近づけると建物が安定しますよね。柱だけをみていても

重心軸がくるっていれば柱はまた歪んでしまいます。



これがトータル キャビティ ケア デザイン の概念です。

cavityキャビティ の意味は  空洞, 腔, 虫歯 です。

面白いですね。虫歯も英語でcavityなんです。

口腔は oral cavity です。



口腔を構成する筋と骨 口腔を 揺らし 動かし 少しづつ可動域を増やし

腔を広げていく 腔を構成する筋や骨が補正され力学的に安定していって

さらに筋が緩んでいく。

筋を緩めるのに外力は極力あたえない 

与える外力はせいぜい振動(バイブレーション及びキャビテーション)だ 

腔が広がれば力学的に安定し

圧はかからなくなり弱い力で重い頭を支えることが可能になる。

当然力はかからないので側頭筋によって頭蓋骨が圧迫され筋緊張性頭痛もおこらないし

首の圧がかかっていないので偏頭痛もおこらない 複合的な頭痛である群発頭痛も改善し

頭部全体の循環改善によって脳梗塞などの頭痛が予防できる。


みな循環障害のことを血流障害って呼んでるけど

血流が障害されたらそこから先は壊死してしまうんだよね。

血流に障害はおこらない

障害が起こるのは静脈とかリンパ液で下水にあたる部分なのね

リンパ液っていうのが定義がはっきりしていなくて

リンパ管の中だけをリンパ液っていうこともあるんだけど

動脈から出た体液(毛細血管からスプリンクラーのようにばらまかれ

この体液が細胞の周りを流れ 栄養や酸素を細胞に運ぶ)

がリンパ管に回収されたり静脈に再吸収されるまでが細胞間液といったり

リンパ液といったりするんだけど 一番大切なのは この

体液(細胞間液=広義のリンパ液)なんですね。

いわゆる むくみの原因になったり 傷をしたときにでてくる黄色い液体

さとう式リンパケアのリンパとはこの体液のことをさします。


この下水にあたるリンパの流れ(帰り)が良くなると 血流も流れが良くなります。


流れが悪くなっているのは 動脈から先 体液の循環なのです。