さとう式メディカルリンパケアでは

筋肉を揉んだり擦ったりしません。そっとそっと信じられないような弱い力で軽く触れるだけです。

多くの雑誌などのメディアでは「小顔」というと決って

「マッサージ」「筋肉をほぐす」「ストレッチをする」などをして「血流のアップ」させる

という言葉がでてきて さとう式メディカルリンパケアが取材を受けても

必ずこういった表現をされてしまいます。



また本を読んだ人達やセミナーを受けた人達もこの頭があるとなかなか効果が出ません。

筋を緩めるというと必ず「ストレッチ」と考えるのが普通です。

筋を緩める事と ストレッチ=ひっぱることは全く違うものです。


例えばバスケットシューズがあります。ヒモがきつくて靴がきつかったとします。

この靴を緩めるのに 皆さん ヒモの結び目を縛ったままで 靴ひもをひっぱったり

生地をひっぱったりしても靴は緩みませんよね。


靴ひもを「緩めること」と 「ひっぱること」は違うのはわかってもらえますか?

「緩めること」=「ほどくこと」で 力は必要ありません。


力をいれないでそっとヒモをほどいてあげれば良いし そっと生地をもってゆらしてあげれば

靴ひもはほどけてきます。ヒモをほどくには力をいれて引っぱらないことが重要です。


例えはゴミ袋でも良いですよね。硬くしばったゴミ袋を広げるのに外力をあたえて

ひっぱったら破れてしまいます。 膜組織は非常にデリケートなものです。

ゴミ袋のように簡単に破れてしまうのですが そうすれば圧は抜けますよね。

時間をかけて膜組織をびりびりに破いているんです。

治癒がはじまれば血流は良くなります。

これで筋肉が柔らかくなったのを 「ほぐした」と表現していることも珍しくありません。

破壊と修復を繰り返せば組織はどんどん硬くなって「ほぐれない」状態になります。

するとさらに強い外力をかけて 筋を「ほぐそうとする」

私もかつては首や肩を棒でばんばん叩いていました

強いマッサージでほぐしてもらっていました 

これは丁寧に内圧が高くなって硬くなっている膜組織を順番に破っているのです。

それでひどい「首凝り」 「腰痛」に悩んでいたのです。

今から思えば「あんたそりゃ 良くなんないよ!」そう過去の自分にいってあげたいです。

動かなかった(動けなかった)筋は揉まれて動かされると心地良いものでした。

ところが自分で動かせるようになると 動かされるのが非常に心地悪いのです。

緩もうとする筋肉が妨げられる感覚です。

ホテルなどで現況のために 時々マッサージを頼みますが 大体具合が悪くなります。




多くの人はいきあたりばったりで 外力をかけることしか考えていない 

無理矢理外力で変形させようとしてしまうんですね。

だから 緩まない 硬くなる 動かない


血管もリンパ管も内皮細胞があって 微弱な刺激で内皮細胞から血管やリンパ管を拡張させる

一酸化窒素がでて血管やリンパ管を拡張させます。そうすると筋肉は自然に緩んでいくのです。



さとう式メディカルリンパケアは弱い力であるから 内力を引き出すことができます。

筋肉は自ら緩まる力をもっている リンパ管も緩まる力をもっているし リンパを循環させる

力をもっている。



外力をかけないから内力を引き出せるのに 外力をかけることばかり考えてしまう。

揉む 押す 引っぱる 

圧をかけるのではなく 圧を抜く

力をかけるのではなく 力をぬかせる 脱力させる。

そっと触れて脱力してもらう 息をはいてもらう 


それだけで筋は緩んでいくし 筋は位置を移動していきます。たるみはなくなりシワもなくなります。

筋が自由に動き始めるのを実感できると思います。

「緩む」 「柔らかくなる」 「動く」 です。


そこに大きな意義があります。

「流す」のではなく 「流れる」 

「揉みほぐす」のではなく 「勝手に緩んでいく」


リフトアップも引っぱり上げることは一切しません。 だからリフトアップするんです。

ウエストダウンもバストアップもお腹と胸に同じことをするんですが

ウエストは「ダウン」しバストは「アップ」するんです。

筋肉は良い方向にしか動かない それが人間の身体です。

不思議ですね。ウエストは太い方向 バストは垂れる方向には動かないのです。

しかし時間がたち筋が疲労すると悪い方向にもどってくる。

人間の身体は良くなるようにできている。

血液は流れるようにできている リンパ液は循環するようにできている

便は排泄されるようにできている。

腸を強くもんだりしなくても 弱い刺激を加えてあげれば動き始めます

弱い刺激で逆流することはありません。無理矢理腸を絞り出して排泄を促進する

必要はないし無理です。腸の動きを ながしてあげる。

腸は正常な動きしかできませんよね。

それと同じです。


                                                                                                                                 
筋肉が緩むのは 「力が弱いから」なんですね。

人間の身体が弱い刺激に反応するようにできているんです。

弱ければ弱いほど敏感に反応するようにできている。


目は弱い光刺激を拾う 見分ける

臭いは弱い刺激を拾う 嗅ぎ分ける

味は弱い刺激を拾う  味を区別する  

耳は弱い刺激を拾う  聞き分ける

訓練すればより敏感になりより反応するようになる。


刺激がつよければより鈍感になっていく 味も臭いも接触刺激も同じだ


何故弱い力で筋を緩め動かすことが可能なのか?

それは何故 薄味でおいしい料理がつくれるのか?

何故 小さな声で人を感動させられるのか?

何故 ほのかな匂いで人をリラックスさせられるのか?

何故 絵画で人を感動させらるのか?

と同じ質問かもしれない。