さとう式リンパケアはリンパマッサージでもリンパドレナージュでもありません。

あくまでもケアなんですね。

マッサージ(揉む事)

ドレナージュ(流す)ことではないんです。



ケアって御世話をするとか 看護するとか 気をつけるとか 

そういう意味なんです。

ケアという言葉にはとりわけこだわりがあります。

私が救急救命センターと集中治療室で半年ほど研修をした経験がありますが

そこで行っていたことは 患者さんを看る ってことで 診るってことではありませんでした。

植物ってちゃんとみている人がみていないと 枯れてしまうんですね

人間も植物も同じで生物には生命力ってものがあってそれを 引き出さない限り

生命力って無くなってしまう。


これは与えることではなく 環境を整えて 引き出すものなんです。



植物の場合ですが

決して難しいことではないんです。水をやって 日をあてるだけ

でも土の状態とか 葉の状態をみていないと枯れてしまう。

土に水を高圧でかけても根が水を吸わないんです。木や葉をマッサージしても水は流れません。

土の水はけをよくして 空気と水の流れを良くする それだけなんですね。


ICUでも人に対して同じことをしていました。

ただただ 患者さんの 水はけを良くし 空気の流れを良くする

尿量をみながら 点滴と 水分を保持するアルブミンというタンパクを適正にたもち

肺に持続的な空気圧をくわえて肺を広げ 空気の流れを良くする

空気の流れを悪くするタンをとりのぞくため日中は身体をおこして背中をさする

夜は寝返りをうたせて 背中をさする

意識の無い人たちですから身体を起こせばずりさがってきます

それを何度も何度もおもして看ていくと 薬なんかあたえなくても

薬なんかあたえるより余程良くなっていくのです。

これがケアです。



この研修での影響が強く 月見歯科でも極力 薬や 侵襲を与えないようにしています。

それで高成績をえているのです。



さとう式リンパケアでは  けっしてマッサージしない 良く似ているけど違う

全く違う 明らかに違う



看るということなんです。 流さない 流れるようにしてあげる

「ながす」のではなく「うながす」

流すことが大切なのではなく「流れ」が大切なんです。


流してしまうと 身体は自分で流そうとしなくなることがあるのです。

流れやすいようにサポートしてあげるのです。

流れた場合は 促してあげれば 流れていきます フロー

そうリンパケアは フロー「流れ」のケアなんです。



なかなかその違いがわかってもらえない 勉強でいえば

「勉強させる」のと「自ら勉強する」の位ちがいます。


「勉強しなさい!」って無理やり 勉強させようとしてしまうんですね。

促すのは 勉強をしたいと頭の片隅で思ってる子に学ぶことの楽しさを教えることです。


身体は「流れたい」と思っている だからゆるめてあげれば 勝手にながれはじめる。

でも頭は「流してほしい」と考えているんですね。

でも本当は「流れたい」なんです。

それに気がつけさせてあげる必要があります。


本当は勉強させられたいのではなく 頭の片隅に「勉強したい 学びたい」てのが眠ってるんです。

もともと「学ぶ」という機能を持っているんですね 眠っているだけなんです。




本人のために 流してあげてはいけないんです。そこは術者もクライアントも我慢が必要です。

自ら流れるように ながすんです。