さとう式リンパケアでは

弱い力で軽く触れるだけで驚きの効果を得ることができます。

ところが この弱い力ができない!

そのことで効果が出ないもしくは効果がないと思われてしまっている

ことがしばしばです。

私も簡単に考えていたのですが 皆さんなかなかこれが難しい

どうしても既成概念で押したり揉んだりしようとしてしまうんですね。

軽く触れる 軽く撫でる 軽く動かす 軽く回す というのができないんです。

手のひらでそっとつつみこみマイナスの圧をかけるイメージです。

マイナスの圧ですからひったりとついていなければいけません。

つまんだり引っ張ったりすることなく手の吸引力(イメージ)だけで

マイナスの圧をかけていく これだけで驚きの結果を誰でも得ることが

可能になります。


筋肉をゆるめていくことは さとう式にとって腔をゆるめるために

とても重要な要素ですがこれが目的ではありません。

腔を整え 身体全体のフロー=流れ 循環を改善することが最も大切なことです。

痛みの多くは内圧が高まっておきていますので局所の圧をぬいてあげれば

多くの痛みは消失していきます。


さとう式では 痛みをとるのが目的ではなく 

痛みをとった後 いかに内圧が高まり 痛みが再発していくのを 防ぎ

さらに良い循環を維持しさらにより良くなっていくかが目的です。

アンチエイジングとは究極のところ赤ちゃんを目指すわけで

未発達ではあるが人間はすべてを兼ね備えている


あかちゃんが持つもっとも大きな能力は 良くなっていく可能性なのです。


我々すべての人間は細胞が修復され回復し成長する 遺伝子とエネルギーを持っている

すべての細胞 組織 器官がその能力をもち 何かがそれを妨げている

妨げているものをそっとはずしてあげるのが さとう式リンパケアなのです。

ゴミがつまっていては排水口は流れません

鍵がしまっていれば扉はあきません

揉んだり押したりしてゴミを押し流そうとするとよりつまってしまったり

排水口を壊しかねない 

高まった内圧をより高めて壊してしまって内圧を一時的に低くする

そんなことをずっとつづけてきたのです。


怖いですよね

扉をあけようとしないで扉をこわして前に進もうとしてしまう。

扉を引いて 大きくあけてあげれば簡単に前に進む事ができるのに....



心理も肉体も同じです

心にふれれば 心はゆるみ 心は開きます 心はより広くなり 安定します。

筋肉に触れれば 筋肉はゆるみ 身体は開きます 腔はより広くなり 力学的に安定し

作業効率が良くなっていく。



さとう式で筋の内圧を抜き 腔を整えることができれば

あらゆることが可能になっていきます。


筋緊張生頭痛は 筋の収縮により 頭蓋内圧が高まったもの 筋の内圧を下げてあげれば

頭蓋内圧は下がります(持論)

偏(片)頭痛は 頸部の緊張により静脈やリンパの流れがわるく 頭部の圧が高まったもの

頸部の筋の内圧を下げてあげれば 頭全体の内圧は下がります(これも持論)

筋緊張生頭痛では実際に頭がしめつけられているので そういう痛みだし

偏(片)頭痛では 循環障害で帰路で障害がおこってるので 動脈圧によって

さらに拡張期圧がたかまりズキズキと痛む。

どちらにしても 側頭筋 と 前頸筋 という咀嚼筋をゆるめてあげれば

他の筋も勝手に緩み 内圧が下がり フロー=流れ が良くなり 頭痛が改善していく。




「喉もとすぎれば熱さを忘れる」と言うように多くの人は 障害 問題が解決すると

その原因までは追求したり改善しようとしない

痛みには「痛み止め」

胃炎には「抗酸剤」

炎症には「抗炎症剤」(ステロイドなど)

といきあたりばったりのことしかしない。


問題があって障害がおきている 障害は問題を知らせる危険信号なのに

その問題だけを押さえ込んでしまおうとする。そういった医療や対処療法がまだまだ根強い


痛みや凝りに耳をかたむけよう

そっと聞いてあげよう 

その痛みや凝りにそっとふれてあげよう


問題点を受け入れてあげよう

受け止めるのではなく 受け入れ それをフィードバックしてあげる。

流れが大切なので「止めて」はいけない 循環させること=フロー=流れ が大切だ

解決策はあなた自身にあるのだ


フィルターをとおしてあげれば 問題点は明確になっていく

足りないものなど何も無い あなたの細胞も組織も器官も

正常に生きているし働こうとしている。それを妨げているものを

そっと取り除くだけなのだ。


細胞は組織をなし組織はそれだけでは存在し得ない

組織は全体のために働き 全体が良くなることによって組織も良くなり

その働きを増す。

肝臓でいえば 肝細胞が肝臓組織をつくり 肝臓という器官を構成する。

肝臓は「解毒」という 使命があり 全体の為に働き 全体が良くなることによって

肝細胞も活性化し細胞も身体全体も活き活きとする。

解毒をしなければ肝臓は駄目になっていく

肝血流量が少ないのが肝障害です。


私が市立岡崎病院のICU 麻酔科にいたときは いかに麻酔中やICUで

腎血流や肝血流を下げないか 循環を良くしていくかに焦点を置いていました。

それだけで重篤な患者さんがどんどん良くなっていきます。


社会性も同じことがいえます

個々の個人が組織を構成し 機関となって 社会に貢献する。

社会全体の役にたって 個人や組織が活き活きとはたらきはじめる。

社会のために働けないのは何かが妨げになっているのです。

それをそっと取り除くだけです。




何が障害になっているのか? 何が問題点なのか?


人生も 心も 人間の身体も 社会も 同じなのです。


まず局所の障害に耳を傾ける 全体を観察し 問題点を追求していく

障害にふれる 問題点に気がついてもらう 問題点を一緒に解決していく。


障害や問題点に触れるだけで いじくりまわさないことが大切!

問題点に焦点をあてただけで ものごとは解決したのと同じ意味を持つ。


腰痛は力学的なバランス 構造的な強度(物性の強度ではない)の欠陥

肩こりは 口腔の軸のずれ 力学的なバランスの欠如

胃腸障害は 腹腔が狭くなることによる 作業効率の低下 排泄系や血流障害


問題点に気がつく必要があります。


構造的な問題の歪みが 局所内圧の高進とうことで出ているだけのことが大きい


腔の概念というさとう式のフィルターを通して

様々な問題点を観察していきませんか?