さとう式リンパケアは腔を中心に考え、どう腔を広げていくかに焦点をあてたものです。
これから、点順とともに、どんな考え方でどうやって腔を広げ、循環を良くしていくかを説明し、さらに手順を示し解説していきます。

まず大きな、流れとして

口腔を広げる、
口腔のメインの作業とその循環を良くする
口腔のサブ循環を良くする、
   
胸腔を広げる、
胸腔のメインの作業とその循環を良くする
胸腔のサブ循環を良くする

腹腔を広げる
腹腔のメインの作業とその循環を良くする
腹腔のサブ循環を良くする


口腔=頭、、、、、
頭は口腔のためにある。要するにものを食べるためにあるのです。
では呼吸は?、呼吸は発生学的も後です。原始生物では口しかなく
エラや肺などの呼吸器官はありません。
まず栄養を取り入れるために口ができました。

口腔という内蔵にどうアプローチするか、、、、
口腔を構成する筋や関節に働きかけできるだけ外力を与えないで
それを動かしていくだけです

もともと動く機能はもっているわけですから、動く範囲で
微弱刺激を与えて、可動域をすこしづづ広げて動くようにしていきます。
ここで重要なのはストレッチとは違うということです。




口腔  メイン循環  頭部血流の改善、脳血流の改善、
    末梢循環   頭部アレルギーの改善、頸椎軸の改善、頭痛
           脳梗塞の予防、脳虚血の改善
    対象とする筋、、、咀嚼筋、首周り

さとうリンパケアでは対象としてるリンパ液(体液)は
細胞間を流れる細胞間液がメインでその後その体液は
静脈に再吸収されるか、毛細リンパ管に流れ込みます。

当然リンパ管内の流れも改善していきますが、さとう式のメインは
その細胞間液=リンパ液の循環を改善していくことです。

栄養や酸素の供給の始まりでもあり、排泄の始まりでもあります。
動脈、静脈、リンパ管と、供給と排泄にわけられていますが
やっぱり細かいところではごっちゃなんです。

細胞間ではこの体液は酸素をたくさん含んでいるので
それが留まると細胞を攻撃しはじめます。



炎症性物質は多くが白血球が(肥満細胞)が壊れて出る、
ヒスタミン、プロスタグランジン、ブラジキニンなど、
白血球が正常に処理されずに、細胞間で留まる、
異物に対して攻撃、攻撃した後はすみやかに排泄されなければ
いけないのですが、それが流れが悪ければ局所に留まります。

また活性酸素は細胞を攻撃しより白血球がこわれやすくなる。


それが花粉症などのアレルギーの機序ではないかと思っています。
細胞間の体液=リンパ液の循環が良くなれば
それらは改善するはずですし。

我々の経験では、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状は
一瞬にして改善します。
(またすぐにもとに戻ってしまいますが、、、)

しかし、これが元に戻ることが問題ではないのです。
循環していないのが問題であることがわかれば、
全体の循環が良くなればすべてが解決していく、、、、


老化の原因も酸化であることがしられていますが、
酸化とは細胞間液=リンパ液の酸素が細胞を攻撃すること
意外の何者でもないと考えています。