シェリーカスクは現在では
一般的なウイスキーの
製造過程とされる熟成を初めて
行った樽であり
ウイスキーの熟成はシェリーカスクから
始まったといえます。
しかし、シェリーカスクによる
ウイスキーの熟成は
時代が産んだ奇跡のような出来事から
始まりました。
1700年代~1800年代にかけて
スコットランドでは
酒税が大きく値上がりし
ウイスキーは広く密造
されてきた歴史があります。
(最近嵌まるウィスキー達)
左から・・・
グレンファークラス12年シェリー樽
アバフェルディ12年
モンキーショルダー
グレンドロナック12年
個々はまたの機会に説明・・・
ウイスキーの密造時代において
当時のスコットランドの人々は
製造したウイスキーを隠すために
大量に余っていて
使い道がなかったシェリーカスクに
ウイスキーを
貯蔵することで隠しました。
税金の取り立て人にシェリーカスクを
見られても
これはウイスキーではなく
シェリー酒である![]()
と言い訳をするためです。
こうしてシェリーカスクに
ウイスキーを隠し続けて
いくうちにウイスキーの
熟成は進んでいきます。
貯蔵したウイスキーを
シェリーカスクから取り出すと
中の液体は無色透明から琥珀色に変化し
香りや風味も甘味のあるものになり
私たちがよく知っている
ウイスキーになりました。
一般的に行われるようになった
ウイスキーの熟成は
シェリーカスクと密造時代が
産んだ奇跡の産物です。
グレンモーレンジィのハイボールには・・・
オレンジピューレを入れると旨いw


