皆さんこんにちわ。
ここで、お話するのは、一部のマニアの方なら
知っているかと思います。
もう20年も前のお話で、この車の名前は
ランチアデルタS4です。
当時世界ラリー選手権のグループB規定と言う
ものがあり、ラリーカーのエンジンパワーの
規制は無制限、車重は1トン未満と言う、
現在の日本車に例えて言うなら、
軽自動車に、日産GTRのエンジンを載せた車です。
デルタS4を知ったのは、私が小学生の頃、父が
買った車の雑誌で見て知りました。
車の概要はびっくりするもので、
シャシーがクロームモリブデン鋼管の
フレームに、カーボンとケブラーと言う軽い素材を
使ったボディカウルを付け、
エンジンはスーパーチャージャーとターボチャージャー
を装着した1.8リッター直列4気筒ツインカム16バルブの
仕様で、馬力が400馬力と言う途方もない
凄い車でした!
その10年後にデルタS4のビデオを購入して
見たら、走り、エンジン音が凄まじく、
感動!!!!!!!
エンジン音でスーパーチャージャーとターボチャージャーの
音だとわかりました。
デルタS4のドライバーのヘンリ トイボネン
の走りはダイナミックかつ、速いドライバーで
今でも好きなドライバーでした。
85年の最終戦のRACラリー、86年のモンテカルロラリー
と連勝で勢いは凄いものでした!
しかし、ツールドコルスでトイボネンの走りを見るのは
最後になってしまいました。
ラリー中に崖下に転落、デルタS4は大破、爆発炎上、、、、。
トイボネンとナビゲーターのセルジオ クレストは
帰らぬ人となってしまいました。
最近インターネットの動画でその模様が出ていたので
見てみたんですが、私にとっては衝撃的で、
チームメイトのビアシオン選手が助けに行ったシーンがあり、
車が炎上しているため、助けられない状況の場面が見られました。
ビアシオン選手が無線で叫んでチームに呼んでいたシーンが
私にとって、やりきれない気持ちでした。
でも、ラリーカー、ドライバー、カッコイイし、
走りがカッコよく、楽しい時代だったので、
ドライバーの死は残念です。
でも、トイボネンは今でも語られる、伝説のドライバーです。
今でもファンの方はいるかと思います。
しかし、この事故をきっかけに、グループB規定は廃止され、
その後、グループAと言う市販車ベースの車で参加することに変わりました。
そして、日本車の優勝、世界チャンピオンを取りましたね。
特に、トヨタ、三菱、スバルと!
でも、ランチアの中ではデルタS4が一番好きです!