『吉例顔見世』2025 御園座 弐 | D-DST

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『京鹿子娘二人道成寺』

五月歌舞伎座での娘道成寺は玉さまとの三人花子でしたので道行のみでしたが、
今回は道行から鐘入まで、殆どが音羽屋仕様のお衣裳でした。

帯は狂言紋ではなく扇柄。
御紋からでしょうか。

ただ頼めでは小さな桜花で大きく麻の葉が模られ、
中央には菊花でしょうか、大胆な音羽屋仕様。
コレ、可愛い。

御園座公演のパンフレットも扇が二面。

菊柄は背景に、メインは御紋意匠。
こんなセンスも素敵。

そして!
この日、初めて道成寺の手拭いを入手できました!
蔦之助丈の一投目です!
菊さんのはすべてかみてへ飛んでいった(笑)!器用!

道成寺は結構観劇しているのですが、今までなかなか取れなくて。
菊さん襲名、名古屋公演で、だなんてありがとうございます(感涙)!

菊之助さん。
五月に観劇した時より更に滑らかに踊られている感想。お二人の表情のコントラストも、更に明確になっていた印象。

名古屋公演では特に、
菊さんの、白拍子花子というよりはもう、始終「清姫」としての舞踊に思えた。
怨嗟や飢え、渇きといったどす黒いものまでもが垣間見えるが、
音楽や踊りで鬼迫を御して抑えて、という表情や所作の隅々(←個人の感想です)。



五月歌舞伎座での観劇時は、菊之助さんの鐘入の表情は悲愴を感じましたが、
今回はグッと強い念も込められていたようだった。

割と短いタームで同じ作品、配役の進化が観劇出来たこともとてもありがたい。

この度の襲名口上でも諸先輩方々も仰るように、
「すえおそろしい」
六代目 尾上菊之助。


所化御一行さまの眼目は、やっぱり彦さま!

和気藹々と和やか朗らかハッピーモード、
そしてコミュ力高すぎ(笑)!
全員と絡んでいらしたのではと思えるほどで、思わず観客の顔も自然とほころびます。

特にぐいぐい行っていたのは吉太朗丈かと思いましたが、あとから思い出したらやゑ亮丈だったかも。

そして自由に動き回っている様で、進行を妨げない実は緻密でスムーズな動線。


昨今はSNSのお蔭で、名題さん、名題下さん方の事も良く知ることが出来。
ガイドで紹介がなくとも判別出来るようになり、
所化御一行さまの場面もより楽しく観劇できるようになった。


僭越ながら彦さまへ上記感想をお伝えしましたところ
(こういう部分もSNSのありがたいところ。)、

「荘厳な大作舞踊の導入を柔和にしなくてはいけないので、いつも以上に表情豊かにやってみました」

とのお返事をいただき。


そうか、やはりあの場面にはそのような意図が込められているのね。

パンフレットにも幹部方々の微インタビューは載っていますが、本当に一言なので涙。

役者さん直々に、役作り、裏話、エピソードなどを、
まさにリアルなお声として知ることが出来るのはとてもありがたく、
一層響いて参ります。

和やかな所化さんも良いが、
菊さんの花子さんで、彦さまの押し戻し、
なんて構成も観たい!!!
(↑その場合は、キマリ⋯?)