着物談議・Baby Taj | D-DST

D-DST

日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。

先月のLUNA SEA神戸公演での装い。


お昼に旦那様のお誕生日ランチを開催いたしましたので、訪問着ベイビー・タージで。




リリース当初より大変気になっていたベイビータージ。

夏物のフォーマルで、この柄行、お色。

飛びつかない訳がない。


遂に誂えてしまいました。



とっても素敵で気に入った柄なので、たくさん使って頂きたく、

フォーマルだし、と、

袖丈は一尺五寸と長めに。


当然、手持ちの襦袢では合わないので、

袖丈合わず、襦袢が飛び出てしまってますが、

このタイミングでどうしても着たかったので、

もう、無理やり。


今度はコレ用襦袢も作らねば❤️←?






帯は、名古屋帯のマニフィーク。

ランチで訪問したラ・スイート神戸ハーバーランドにはこの帯が合うのではないかと。


ランチということで軽めに、敢えて名古屋帯を合わせました。


帯揚&帯締は、当初は夏物のこのセット予定でしたが、

やっぱり帯締は三分紐に変えました。


この、レース編みの帯締。

仕事で毎日着物着ていた若かりし頃、

着付け中に数回、引き千切ってしまったことがありましてだね。


着付士時代も、帯締めは渾身の力で締める訳ですが、

このレース編みがくると、それはそれは恐怖でありました。


結局、夏でも丈夫なやつを選んでしまいます。



この後のライヴでは、帯揚&帯締を変えて。


帯飾りは、SUGIZO氏ピック(SOUL'S MATE特典)です。




普段着るフォーマル着以外の着物は、プレタポルテや頂き物ばかりで(さすがにフォーマルは誂えている。ただ着る機会が少ない)、

それはそれで着付けの勉強になるものですが。


やはり、己サイズ。

まさに身体に「纏う」感覚が清々しい!

欲しいトコロに欲しいモノが、ちゃんと来るノンストレス。


大変気持ちが良いです(嬉)。



ベイビー・タージとはイティマード・ウッダウラ廟の通称で、

タージ・マハル建築のモデルとなった、モザイクや繊細な彫刻、細工が壮麗な建築物だそうです。

そこの意匠からデザインされた訪問着ということです。


うっかりインドつながりで、

来年、松竹座博多座あたりの菊さん襲名興行でマハーバーラタ戦記が決まったら、着てゆこう。


菊さん好きなくせに、

神話オタク言うてるくせに、

しかも昨年は彦さまが帝釈天だったりしたのに、

観にいかれていないの。



タージ・マハルといえば、

当初はこの対岸に黒大理石で王様の方の廟を建設予定だったとかで、


さすがに道楽にどえらい金使うてんなワレ的な非難轟々で頓挫したそうですが。


現実問題、その通り間違いはないと思いますが、


歴史ロマンオタク、遺跡ロマンオタクの立場からは、

ちょっと、見てみたかったな、と。

笑いを堪える表情になったのは、
後ろに写り込んだうちの王様が笑わせてくるからです。
最近は顔レパートリーが増えて困ります。
せいぜい表情筋を鍛えるがよかろう。



あと、

遺跡が観光地となるのは常ですが、


先人たちの知恵や功績、栄光、見栄張り(こら)と対峙出来る、

やはりそういった礼と覚悟を以て訪問して頂きたいです、

オタクの立場としては。


せめて、綺麗に、大切に接するべきだというのが常識だとおもうのですが、

違いますか?

普遍的な考えだと思いますが、時代のせいだと言うつもりですか?


近年、日本人も含め、真逆の傾向を目の当たりにしすぎて絶望しかありません。