往路途中、昼食に寄ったSAにて。

旦那様と牛丼、稲荷、天むすを並べて食事しておりますと、
二人組のマダムが隣のお席へお越しになり、
出し抜けに我らの天むすを指すや否や
マ「わあ!美味しそうー!コレ、何が入ってるの!?」
私「……あ(汗)、え、海老天です!(何故か狼狽)」
マ「へぇーーー、海老天!
こんなの初めて見たわー!」
そのうち一人のマダムが席を外し、
もう一人のマダム、
入手してきた肉まんを取り出し、
胸の前30㎝に構え、
目を細めて眩しそうに
マ「……肉まんに300円も出したの、初めてやわ……。
これはええ肉まんやで…!」
私「……。」
何だろう、独り言か!?応えないかんやつか!?
でも今お連れさんいないし、恐らく私が何か反応しないかん雰囲気なんだけど…
圧倒されて気の利いた言葉が出てこない。
そしてマダム、
300円の高級肉まんを一口、
マ「んあ!肉汁がスゴいわ!!!」
空かさず
私「お肉の好い薫り、漂ってきてます!」
マ「せやろ!?」
↑所謂ドヤ顔というやつだった。
何故、あなたが威張る(笑)。
こういう場合、関西のおばちゃ…もといマダムは、
何かしら誉めると本人の手柄でなくとも、
勝ち誇る。
というか、
隣にいるのに旦那様、
最初からずっと素無視なんですけど。
ついにマダム、旦那様へ話し掛ける。
マ「兄ちゃん 、茶ぁー無しか!」
マ「あっちにあっつい茶ぁーあるで!タダやで!」
しかし、断固無視。
しかし実は内心大笑いしている。
無愛想な訳でも迷惑がっている訳でもない。
私「では、お先に失礼します。道中お気をつけて(にっこり)。」
◆
ほんの数分。
偶然の出逢い。
たまたま隣に座っただけ。
マダムの勢いはけたたましかったが、
こういうの、
私は嫌いじゃない。
人情味があってあたたかいじゃないか。
日々の生活の中でも、
このマダムたちの様に、
あたたかい余韻が残せる振る舞いを心掛けたいものです。
