蝙蝠祭 | D-DST

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日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。

2016年明けて間もなくの、
我がSMZ家ミーティングの議題、


「今年は観たい映画が沢山。
バットマンシリーズ、全く観たことないけれど『バットマンvsスーパーマン』が観たい。」

と旦那様。


私も、バットマンは、
原作も全く知らないし、生い立ち等にも無知。




バットマンシリーズといえば唯一その昔、

ジョージ・クルーニー、アーノルド・シュワルツェネッガー出演の『Mr.フリーズの逆襲』(1997年)を、
映画館へ観に行きました。


エンディング楽曲がThe Smashing Pumpkinsだったからです。






映画館が苦手のくせに度々映画館へ足を運ぶのは、
大概そんな理由です。

(そういえばマトリックスもマリリンマンソンのRock is Deadのせいでした。
基本的に動機は不純。)


開演前の予告や広告映像でスマッシングパンプキンズのMVも上映されていたのですが(嬉)、

スクリーンで観るビリー・コーガン氏は
恐々たる迫力でした(怯)。



スマッシングパンプキンズ、

それからユマ・サーマン、
AEROSMITHの営業嬢アリシア・シルバーストーンの出演も魅力でした。


一応敵役のシュワちゃんもユマ・サーマンも、決して絶対悪ではなく、
なんだか哀しい部分も感じつつ、

夜のゴッサムシティのSF感に魅了されつつ、

ビリー・コーガンが放つ見事な宇宙人的マッチングに笑いを堪えつつ、


結構楽しかった記憶。

で、
早速BDを入手し、
当時を思い出しながら自宅で上映会。




本当はこちらのジャケットで欲しかった



私がショップへ赴いた際には置いていなかった悲劇。





翌日からは、
旦那様が入手してきてくれた、
『BATMAN   BEGINS』『THE DARK KNIGHT』『THE DARK KNIGHT RISES』
所謂「ダークナイト三部作」を鑑賞。







正義とは。
ヒーローとは。
秩序とは。

精神世界の深淵へと向かい、
哲学的なストーリーが展開してゆく。

ああ、バットマンって、こんなに面白い話だったのか(感嘆)、と、
すっかりのめり込んで行き、


ふと、我に返り気付く、


そういえば、
昨日観ていた、
アレは本当にバットマンだったのか(狼狽)???


ダークナイトシリーズでは、
思い詰めた様な緊迫感の中を、
「バットマンはヒーローではない。」などと語られているが、


Mr.フリーズでは、
何やら大阪のおばちゃんみたいな賑やか人種らと、
「ゴッサムシティはバットマンがいるから大丈夫~♪」
という塩梅なお祭り気分でノリノリだ。



明らかに軽すぎる。

その様相たるや、
最早ヒーローでも騎士でもなく、

ただのゴッサムシティのご当地キャラか何かかと。


この映画が作られた時代が時代なので、
映像技術等の稚拙さは致し方がない。
が、

猿でも分かる色仕掛け攻撃にあっさり引っ掛かっちゃったりしちゃう、

そのチープな映像に見合ったチープなバットマン像に、
何だか泣けてきた。



比べたらいかんのだろうが、

ダークナイトシリーズを、
観れば観る程、
バットマンを知れば知る程、

Mr.なんとかが茶番劇にすら見えてくる(←言い過ぎ)。




どうなのだろう、

原作及び、
正しいバットマンはどちらなの(大困惑)。