和太鼓といえば鼓童。
この鼓童結成25周年の2006年に記念公演として制作、公演された、
坂東玉三郎丈との音楽舞踊劇『アマテラス』。

初演の際の制作、稽古ドキュメントと共にTVで放送されたものを観劇したが、
ライヴは未体験。
本年の再々演は愛音羽麗さんが天宇受売命にキャスティングされているという事もあり、
是非観たいと切望しているのですが。
行けるとしたら10月の南座公演と計画、
しかし未だ調整つかずなのですけれど…。
先日実家にて、
妹とこの話で盛り上がっていた。
「KAZMI-BOY先生の振付だし、
みわっち(愛音羽麗さんの愛称)のウズメ、
観たいよねえ」
そこへ通りすがりの父上
「…みわっち?
美輪明宏か?」
瞬間、
妹と顔を見合わせ声無き悲鳴があがる。
坂東玉三郎のアマテラス。
美輪明宏のウズメ。
何この最強の
共演。
響宴。
競艶。
究極過ぎて血の気が引く。
何ということを。
いえ勿論愛音羽麗さんのウズメも華やかだと思うのですが。
そういえば以前、
ウズメ→白河直子、スサノヲ→F・ルジマトフ、アマテラス→麻美れい、サルタヒコ→新上裕也(敬称略)という、
こちらも凄まじいキャスティングで非常に面白いダンスオペラ公演を観たな。
◆
はじめは父親による、
ただのみわっち違いに過ぎなかったハズなのだが、
そのキャスティング、居並ぶ図を、
迂闊にも想像してしまい。
この生きる至高の芸術品のお二人が、
其々
「女神」として同じ舞台にご降臨なさる、
と頭を一瞬過ぎっただけで、
神話や古典とは何たるかだとか、
人の世の開闢生死性別文化文明喜怒哀楽、森羅万象物事の理が、
あまりに些細で取るに足らない、
とすら思えてきてしまった(放心)。
よく、
宇宙から地球を眺めてみると、人の世の出来事なんて小さなもので云々などと聞きますが、
恐らくアレに似た気分。
何なのだろう、
この人たちの影響力って(畏怖)。
と、
元々はただの妄想から勝手に無駄に思い巡らせているだけなのですが。
暇なのか、私。
や、父上のせいです。
◆
結局、
玉さまとみわっち(not美輪明宏)を観に行けるかは分かりませんが。
ああ。
舞踊。
音楽。
神話。
永遠の片想いですが。
大好きです…。