2012年8月13日 特撮博物館展
感銘を受け過ぎて、感激のあまり逆にまとまらずにいたのですが。
「創造」「ものづくり」「ロマン」へかける、
飽くなき探究心、執念、情熱。
オトナたちの、「本気」。
たかだか趣味の一環ではあるが私もそれらに魅せられ続けている一人であり、
僭越ながら当日記にも度々そんなロマンをオタクゴコロたっぷりに綴ったりもしているが、
この展覧会を経ての総括、
「オレは間違っていなかった…。」(主将・赤木剛憲)
お兄ちゃんっ(号泣)。
畏れながら、そう確信せずにはいられませんでした。
ハイライトは『巨神兵東京に現わる』という10分弱のショートムービー。
ミニチュアを主力とした、特撮技術の集大成。
勿論ムービーそのもの も衝撃で素晴らしいのですが、
そのメイキングビデオに更に魅入られました。
趣味のあれこれ若しくは仕事に拘わらず、
私自身のスタンス、
「ものづくり」の起案、発想、展開、試行錯誤の過程、
畏れ多くも共感することばかりで、
畏れ多くも身に覚えのある光景ばかりで。
相違点といえば私の場合は個人作業ばかりというくらいで畏れ多くも。
メイキング上映後、感動の震えが止まらず(笑)。
主人公・巨神兵の「動かし方」、
キノコ雲、
凄かったなあ…。
それから、
建築物の建て方というのは実際様々な方法があるので、
ムービーに登場した二種類の破壊法には、
単なる映像効果だけでなく、
説得力もあります。
コンピューター「処理」は、確かに早いし便利。
でもそこに至るまでは、映像ってこうやって創られてきたのだな…。
CGを駆使して「破壊」シーンを作るにも、
実際の「ものが壊れる様子」を「知」らないと、作りようがないじゃない。
この先、特撮自体は廃れてゆくのかも知れないが、
そういった根本的なこと、「知識」「技術」は、
残していって欲しいと思った。
やっぱり、何事も、
「苦労」しなければ辿り着けない。
「アタマ」使わなければ成せれない。
当たり前のことばかりだけど、
忘れている人って、
多い。
総てに共通すること、
改めて確信が出来て嬉しかった。