針仕事人スピリット | D-DST

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日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。

現在フラメンコの方で依頼を受けている衣装制作の参考にしたいと思い、

昔ブラジルに滞在していた時にメキシコから来ていた子とトレードしたナショナルコスチュームのスカートを、

多分、
帰国以来初めて(何年前/汗)引っ張り出してきた。
D-DST-CA3J0606.jpg
↑こんな、
ぎっしり色とりどりのスパンコールが縫い付けてあるスカート。


使いたいのは生地のみなので、
スパンコールの撤去作業をしていて、

取り外した鱗を集めたら、
これがまた


鮮やかないかにもラテントーンで陽気炸裂だけど、
どことなく品の良さも漂う、

とっても綺麗な配色だった。
D-DST-CA3J0607.jpg
↑上手く撮影出来なかったのだけど(悔)。
本当に綺麗なのだよ。

スカートにくっついている時はそこまで分からなかったし、
ウエストゴム仕様で所詮子供用だし、

と、
相当甘く見ていた私の罪。


想わぬトコロでまた、
凄く良い勉強が出来ました。

着る機会は皆無(…当然か)だったが、
今迄保管しておいた功が成った。





「何か気になったもの」は、

「いつか、何かに活かせる筈」

と、いちいち保管する習性が、

物心ついた頃より身についてしまっている。


直接、裁縫やもの造りに関わらずとも、
何かしら

「インスピレーションの源となる資料」

になると思うので。





お裁縫等に於いては、皆さん、
その「技術」を誉めてくれますが、


駆使しているのは技術よりも寧ろ、
そういった、

有形無形問わず
長年蓄積、収集してきた資料たちから授かった「センス」であって、

コレがあるから
何とかやってこれる、と自負している。



私のやる事を見て真似してきたりノウハウを尋ねてくる人が居るのはある意味有り難い事かも知れないが、

昨日今日触発されて、
さりとて自身のアタマは使おうとはせず、
軽薄な素養で、

「naocoと同じ様に出来る」、

と、


勘違いしないで欲しい。


偉そうな言い方しますが
(しかしきっと、
何か「道」を究めている方々なら、
皆、同じ事言うと思う)。



勿論私はこの道に於けるプロではないけれど、

ココのところの矜持は、

絶対に譲れない。