CIRQUE DU SOLEIL『ZED』
「フライング・トラピス」。
空中ブランコ。
まさか真下から観ることになろうとは。
空中ブランコといえば↓大抵こういうヴィジョン

になる訳ですが、
我々が観たものは全く異なる景色。
貴重でした。
合図の掛け声もしっかり聞こえてきます。
やっぱり楽しいな、空中ブランコ。
「シャリバリ」。
フィナーレ・ZEDだよ全員集合!

コレはもう、何処を観ればいいのか(笑)。
いや、フィナーレに限らず、
全編通してそんな状態でした。
正面ステージでメインアクトが繰り広げられながら、
背面にも何やかんや大勢おったり、
ミュージシャンや歌手達(結構移動してるのですね)も気になったり。
歌手といえば、
女性シンガーが宙乗りで登場しますが。

奇しくもパンフレットで宮川彬良氏も述べておられますが、
宙乗り状態で体勢を維持することは、
普段踊り等で如何に鍛えていても、
かなり腰に負担がかかるものなのだそうです(某歌舞伎俳優談)。
吊られる方にも技術が必要ということなのでしょう。
お衣装の裾がおそろしく長く巨大なので、
その中に何かしらのサポートはしてあるのでしょうけれど、
「あの状態で」「歌う」こと自体が
既にアクロバティックなのではなかうか。
クラウンのお二人も見事です。
海賊帽の方は、華麗なタップも披露してくれる。
そしてパントマイム的演技。
こういう「芸」を観る度、
「笑い」の奥深さ、畏ろしさを痛感。
衣装やメイク、照明、セットの色彩も本当に美麗、
世界観や音楽も大好きなタイプ。
隣席のおばさま方の露骨な歓声もイイ効果音で(笑)。
そういえばこの日は内容を一部変更しての上演だったそうで、
ハイワイヤーが無かった。
なので、是非また観たい(笑)!
ずっとスルーしていたシルク・ドゥ・ソレイユ。
観劇の機会を頂けたことに先ず感謝。
※写真は全てZEDオフィシャルHPより拝借。