Dietrich #001 | D-DST

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日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。

4.april.2010
『Dietrich』
@梅田芸術劇場



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パンフレットを開くと、

『モロッコ』のタキシードと同じポーズの和央ようかさん。


煙草は嫌いだが、

マレーネ・ディートリッヒのこの写真は昔から何か好きだった。



マレーネ・ディートリッヒ。

ドールの様なお顔や美脚、など、女優さんとしての華やかな部分、

ナチスとの闘い、

という辺りを、
本当にさらっと認識していた程度で。


この作品は、女優業のマレーネ・ディートリッヒよりも、

対戦争、
対ナチス、
対祖国、

といった部分を多く取り上げていた。

知らないことばかりだった。

己の小ささが恥ずかしかった。



サブタイトルに

『生きた 愛した 永遠に』

とあるが、

まさしくそんな舞台でした。




「歌で以て心を通わせる」「一致団結する」

といった手法は、
ミュージカルでは当たり前ではあるが、


その『ミュージカル』を観ていることを、
一瞬忘れていたくらい、

純粋に

『歌の持つ力』に、

圧倒された。


史実に基づいているという理由もあるのかも知れないが。



『リリー・マルレーン』。
『愛の賛歌』。
『ラ・マルセイエーズ』。


戦時中というシーンだったから殊に、かも知れないけれど、

外国に於ける『国歌の力』って、
本当に凄いな、と改めて。

シンボル、という共通点では他に、アメリカの星条旗とかね。



月並みな言葉で締めますが。


良い舞台でした。


母って凄い。

愛って凄い。

歌って凄い。

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