国と国との関係は歴史が物語ります。フランスでは大統領選挙が5月に行われるのを反映して、フランス国内に50万人はいると言われるアルメニア人に配慮した法案が可決されました。
以下のニュースです。
第1次世界大戦中に当時のオスマン・トルコ領内で起きた「アルメニア人大虐殺」について、フランス上院は公の場で否定することを禁止する法案を可決しました。トルコは強く反発し、両国関係の悪化は避けられないとみられます。
歴史的な背景において、それぞれの認識が違うのは日本においても問題になる点です。
さて、このニュースの意図するものとは?フランスにおいての政治主導が正しいかどうかです。国内選挙のことだけで(それだけではないのでしょうが) 、トルコとの関係を悪化していいものなのか。アルメニア人でもなく、フランス人でもない僕には、細かな心情を理解することはできません。ただ過去のことにこだわり出したらキリがないのではと思ってしまいます。
それよりは、いま問題となっているイランの核開発問題やシリアのデモへの武力弾圧を、ヨーロッパのリーダー国であるフランスと、それらの国と隣接してるトルコがタッグを組んで解決してもらいたいものです。
どちらも好きな国なだけに、関係がこじれないことを祈ります。
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