玲魅が目を覚ますと見覚えのないベッドに寝かされていた。
「(ここ…どこ?)」
玲魅は部屋中をキョロキョロと見回していると誰かが入ってきた。
「大丈夫かぁ?」
木下だ。
「ここどこ?…も、もしかして…」
「俺の部屋☆」
玲魅は顔を真っ赤にしてベッドから出た。
「お邪魔しました…」
玲魅が部屋から出て行こうとすると行きなり木下に腕を捕まれた。
「話がある。もう少ししたら皆来るから座って待ってて。」
木下に止められて玲魅はしぶしぶその場に座った。
そしたら木下の言った通り次々と木下の部屋に人が上がり込んできた。
人数は私を合わせて6人。
優衣の彼氏の師山憐。
その親友の磯川深。
そして玲魅のクラスメートの桑田千春。
最後に野球馬鹿の皆本亮太。
「…?一体何の話をするの?」玲魅が木下に聞いた。
「何言ってんだよ。レナ。このメンバーが分からないのか?寝言も寝ながら言えよな!」
木下が笑いながら言った。
「そうだよ!今までレナがいなかったから集まらなかったんだよ♪」
磯川君も言う。
「ちょっ…レナって誰?私はれみだよ?今頃になって普通名前間違える?」
玲魅が笑いながら言うと
「は?何言ってんの?もしかしてさ…記憶…」
師山君が目をパチクリさせながら言った。
「いえ…そんな事はありえないんですが…」
千春も頭を悩ましているが玲魅にはサッパリわからない。
「ちょっ…何、話てんの?意味分からないんだけどぉ…」
玲魅がそぉっと尋ねた。
すると木下が大きなため息をついて静かな声で言った。
「お前は神様だろう…」
木下の発言に耳を疑う玲魅。
「はい?私が…神様!?何の冗談かな?」
木下がまた深いため息をついた。
「冗談じゃねぇよ…本当に思い出してないのか?…なら教えてやる…お前はこの世とあの世の頂点に君臨している神だ。」
「へ?胸の方印?何それ?」
玲魅は自分の胸をそーっと見た。すると
「何これぇぇぇ!?」
なんと玲魅の左胸には星のような形をした印があったのだ。
「レナさまぁぁ!」
千春は急に玲魅に抱きついた。
「は!?」
「レナさまぁぁ!お会い出来て大変嬉しく思いますぅ!ジオン様。間違いなくこの方こそがレナ様でございます。」
千春は玲魅から離れたと思ったら次は木下が抱きついた。
「レナァァァ!さっきはゴメンな…最近堕天が増えてきてよぉ…まぁレナが見つかって本当に良かった。」
「ちょっ…さっきから何言って…」
ガラガラガラ。また保健室のドアが開いた。
「「レナが見つかったって本当か!?」」
同じクラスの守岡深と師山憐が入ってきた。
遅れて皆本亮太も入ってきた。「な!?何で?はぅ~…」
玲魅はその場に倒れてしまった。
「はい?」
玲魅は木下潤からの突然の言葉にビックリしていた。
「だからお前は何者だと聞いているのだ!!」
木下潤は玲魅の肩を掴んだ。
玲魅は何が何だか分からなくなり
「何者って言われても意味不なんだけど!話し方もおかしいよ!」
玲魅は木下潤の手を払いのけ立った。
「…我はお前が堕天かどうか聞いているのだ!」
「は?いきなりどうしちゃったの!?だてんって何?」
木下潤の目の色が明らかに違っていた。
黒ではなく…紫色。
「もう良い…我れが自分で確かめる。」
木下潤は玲魅に近づき玲魅の髪をかきあげうなじを見た。
「えっ!?」
木下潤は玲魅から離れた。
「いきなり何すんのよ!?この変態ぃぃ!!」
ばっちーん。
玲魅は思いっ切り木下潤を殴った。
「いってぇ…ってかお前…ちょっと胸見せろ。」
ばっちーん。
玲魅はまた木下潤を殴った。
「ふざけるんぢゃない!!このド変態ぃぃい!!!!!」
「この野郎!!二回も殴りやがって!!」
玲魅は顔を真っ赤にしながら
「当たり前じゃないの!レディにそんな事言うんぢゃない!!先生来たらどうすんのよ!!」
木下潤はニヤリと笑い
「時よ…止まれ。」
玲魅は正直なにが起こったのか分からなかった。
「えっと…木下?何したの?」
木下潤は胸を張り
「時を止めたから先生は来ない。」
「はぁぁ!?木下さっきから何言ってんの?それに…」
ガラガラガラ
保健室のドアが開いた。入って来たのは、同じクラスの桑山千春。
「ジオン様。どうかなされましたか?」
「あぁ…実はな…」
木下潤が千春に耳打ちをしている。
「(さっき千春は木下の事…確かにジオン様って言ったよね…)」
しばらくし千春がこっちに来て
「玲魅…ちょっと失礼。」
千春の目の色が赤い。
すると千春は玲魅の服を下にずらした。
「ひゃぁ!千春何すんの!」
玲魅は千春から離れた。
「…玲魅…その胸の方印何?」