「は?無理でしょ?」
玲魅は首を横に振りながら言った。
「おい。超消極的だな…」
深がため息をつきながら玲魅を見た。
「だってさ相手は先生でしょ?無理だってぇ!私先生苦手だしぃ…」
「玲魅様…誰が正攻法でやると言いましたか?」
亮がニヤニヤしながら言った。
「そーだぞ。正攻法でなんかやらないよ!俺ら一応神様だしw教育委員会を支配下におけば良いんだよ!」
憐が自信満々で言った。
「?…憐の言ってる意味が分からないんだけど?」
玲魅は頭を傾げてる。
「だぁかぁらぁ、これはミッションなの!クリアするためには何をしても良いんだよ!つまり神の力を使って教育委員会を支配する!な?これで先生なんか屁でもないだろ?」
憐は玲魅に詰め寄った。
「神の力ってそんなくだらない事に使って良いの?」
玲魅以外の全員の動きが止まる。
「だってそうでしょ?神の力って本当に困ってたり自分の力ぢゃどうにもならないときに使うんでしょ?なのにさ、努力すれば出来るような事に神の力を使うのはおかしいと思うよ。」
玲魅以外の全員は動かないまま、下を向いていた。
しかし数秒後
「ミッションクリアです。おめでとうございます。」
千尋が拍手をした。
それに続いて、玲魅以外の他の人も。
「えっ?はぁ?どういう事?ミッションクリア??」
玲魅は頭の上に幾つかのクエスチョンマークを浮かべていた。
「だからミッションクリアなんだって♪先生に盾突こう何て嘘。本当は玲魅が神の力を悪い事に使わないかテストしたんだけど見事合格だ!」
潤は笑いながら玲魅の肩を持った。
「本当はこんなテストしなくても良いんだけど玲魅の記憶が戻ってないから急遽することになったんだよw」
憐も玲魅の肩を持った。
「何だ…そうだったんだぁ…びびったぁ…本当に教育委員会を支配するのかと思ったよ…」
皆が笑う。
幸せそうに笑う。
「……フフ」
しかしこの笑い声が恐怖の叫びに変わる日が着々と近づいてきていた。

「…と思ったけどやっぱり無理だわ…ゴメンね…」
玲魅がショボンとしていると
「大丈夫だ!俺だってまだ記憶が戻って3日しかたってないんだ!」
木下が玲魅を励ます。
「そっか…ねぇ木下…あの…」
「あぁ~!やっぱりキモい!レナ…ぢゃなくて玲魅!俺の事を苗字で呼ぶな!潤って呼べ!!」
木下が玲魅に指を指しながら言った。
玲魅は始めはキョトンとしていたがだんだん笑えてきて大爆笑をしていた。
「あははははは。うん、了解!あぁ超ウケるよぉ♪あははは。」
玲魅の笑い声につられて師山君と磯川君も笑いだした。
「あはは、潤最高♪超ウケる☆あっ玲魅!俺の事も憐って呼べよな。ってか皆の事呼び捨てで呼べよな♪」
玲魅は笑いながら首を縦に振った。
「はいはい。楽しい時間はこれでおしまいです。今度は超真面目な話をしますよ。」
千春が手を叩きながらその場をまとめた。
「真面目な話って何ぃぃ?」
玲魅はまださっきのテンションが抜けないみたいだ。
「はい。私達がするミッションの事についてです。最初のミッションはこの東山中学校の先生を叩き直す事です。」
玲魅の頭の上にはクエスチョンマークがいくつも浮かんでる。
「私達が通ってる東山中学校の教師は暴力を振るい生徒達を支配しています。そしてとても守りきれないような校則まで…ですから私達の最初のミッションは先生を叩き直し現代に合った新校則を作る事です。」
玲魅はまだ理解出来ないでいた。
「えっと…つまり…私は神様で…今は修業の一貫として人間界に来ていてそんで…木下と磯川君が私の幼なじみで師山君が私の双子の弟…んで千春と皆本君が私の召使……やっぱり冗談でしょ?」
玲魅はポカンと一発師山に殴られた。
「レナ…馬鹿?全部本当の事。」
玲魅は殴られたとこをさすりながら
「だって信じられないんだもん…いきなりそんな事言われてもさ…ってか何でレナなの?私の名前は玲魅だって言ってんぢゃんか!」
「そんなことまで忘れてるのかよ…りゅう説明よろしく…」
師山は疲れたみたいで皆本にバトンパスした。
「えっ!?もう…アレン様は…レナ様…本当に覚えてらっしゃらないのですね…貴方様の本名はレナミル・ゴッド・ソウル。つまり今の影山玲魅と言う名は偽りの名。まぁ人間界用の名前とでも言っておきましょうか。」
皆本が簡単に説明をしてくれたおかげで玲魅も納得したみたいだ。
「だったら…皆も違う名前を持ってるんだ…何?」
「木下潤はジオン・レイレ。磯川深はシンル・ゴース。貴方様の弟の師山憐はアレン・ソウル。」
「あれ?双子なのに名前違うんだね!」
玲魅が皆本に質問した。
「あぁ…レナ様の方が先にお生まれになられたから…ゴッドと言うのは神を表すんです。だから神以外は名乗ってはいけないんです。…んぢゃあ戻しますよ。桑田千春はチーハ・ミカル。そして最後に皆本亮太はリュウ・ハード。」
皆本が言い終えた頃に玲魅はスクッと立って。
「なんか…思い出してきたかも…」
その玲魅の一言を誰も聞き逃してはなかった。