本日は9会場目となる福岡大会を報告します。
曇りの天気でしたがさすが九州という事も有り湿度のある暑さを感じました。

競技開始の合図とともに13名の選手は一斉にカットスタート。

」




大半がロングヘアのモデル。

慎重にコーミングしガイドを決め、ファーストパネルにはさみを躊躇なく入れていくその姿はとても頼もしい感じでした。

中にはオーバーセクションをセクションオフしアンダーセクションをサクサクと刈り上げている。




この始まりの瞬間こそがスタイルチェンジする事を規定としているD1の見所の一つです。

選手の中には今年で4回目となる選手の姿もある。その堂々とカットしている姿は4年前とは比べ物にならないほど丁寧な仕事をしています。
このように選手自身の技術レベルの向上がD1のデザインレベルと比例している事を確信する事ができます。


次はスタイリングタイムだ。カットで形を作りよくも悪くもこの10分間で最終的な女性像が決定します。
カールアイロン、ストレートアイロン、各自様々な形状のアイロンを使い質感とフォルムが出来上がっていく。少し距離を置いて離れた場所から何度も確認する選手、鏡を見ながら何度も手直しする選手、最後まで妥協しない選手たちの姿がそこには見られました。


スタイリングタイムが終わってからの写真撮影タイム。



選考会では今回もまた13名の選手全員にプレゼンを行ってもらいました。
ヘッドシートにはイメージ写真やダイヤグラム、衣装イメージのコラージュがぎっしりと詰まっていて毎回感心させられます
。それぞれの世界観、女性像が発表され会場内には細かくメモを取る方の姿が見受けられ熱心さが伝わってきます。
モデルさんの個性、アニメ、動物、街並、パリコレ、写真集、さまざまなものからインスパイアされそこからデザインに落とし込まれていく背景を聞くのはとても面白くそしてとても勉強になります。



それは自分とは全く違う発想から落とし込まれるデザインの話はこの場にいたことで得る事のできる情報であり知識になります。

あらためてこの選考会の大切さを確信させられます
。いよいよ発表です。
ワクワクします。

「 この人なら面白い事をやってくれるのではないか 。エントリーナンバー11番で」
ウエイトの作り方、丁寧な仕事、カラーも含めバランスよくスタイルを作り上げたました。
D1、2回目の挑戦で福岡県で働く彼は「どうしても福岡から代表を出したかった。 九州代表として度肝をぬかすようなデザインをつくれるよう頑張りたいと思います。」


九州をもっと盛り上げていきたいう彼の熱い気持ちが本戦でどうデザインに表現されるか楽しみです。