本年7月惜しまれながら、その幕を閉じた
レストラン
エル・ブリ
わずか、45席に、予約希望者
年間約200万人!!!
独創的な料理を提供する為、開業期間は一年間のうち6ヶ月のみ、
残りの6ヶ月間は、翌シーズンへのメニュー開発期間にあてる。
2009年、それまで4月から10月までの開業期間を
6月から12月までの期間に変更する。
初めての冬メニュー、新たな素材の発掘・開発。
その緊迫の過程を綴った渾身のドキュメンタリー映画。
カメラは、シーズン終了の10月から翌年6月のオープニングまで、
店とバルセロナのアトリエと呼ばれるテストキッチンだけという閉鎖空間に、
シェフ フェラン・アドリアと限られたスタッフと料理だけを追い続ける
過剰な演出を控え、淡々と・・・
この手法は、料理人と料理を格段引き立たせる。
やはり「レストラン」は
「料理を創るという事」は、それだけでドラマになるのだな
と感慨にふけるも、
そこに映し出されるのは、
ひとつの素材を徹底的に研究、様々な調理法で味を探求し、
詳細に記録してデータを集める姿、
まるで科学実験のようだ
「旨いかマズイか味だけじゃない」とフェラン。
また、
「最も大切なのは感覚的要素だ。それを表現するために科学技術が必要になる」。
と、最新のテクノロジーを駆使して創作に挑む。
「クリエイティブとは真似をしないこと」
エル・ブリのモットーがスクリーンからスパーク!!
気魄に満ちたシーンの数々にフェランがデ・ニーロ、
オリオールがマット・デイモンに見えてくる。
閉店後、料理研究財団となる、エル・ブリ
その料理を味わう事のできなかった自分は不幸だと思うが、
この映画に出会えた事は、
不幸中の幸いである。
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