レッドウイングな夜 「メディアに取り上げられてない、赤羽の秘蔵の店、教えてよ!」と、 俺は言う。 「いいよ」と、ぶっきらぼうに応える 相棒の赤羽マイスターに案内された、 大衆食堂兼焼き鳥屋。 店前に焼き台があり、 煙モクモクの路上の席で食せる。 鄙びた通りとマッチして、絶妙な空気感。 「あーめちゃめちゃ気持ちいいなこの店」 店仕舞い間近の見慣れぬ客の、ほめ言葉に微笑みながら、あるだけの焼き鳥をサービスしてくれた、おばちゃん。 タレも濃いが、人情も濃いこの店、 場所や店名は伏せておこう。 、