キ172の細部を見ていきましょう。
後ろ側の連結器周りです。
エアホースが3本ありますが、連結器すぐ右がブレーキホース、残りの2本が屋根上のエアタンクにエアを供給するホースではないかと思われます。
ウィングの裏、車体側です。
ウィングの裏はこんな感じになってます。
台車間の床下には、ATS(自動列車停止装置)の車上子らしきものがぶら下がってます。
この車両は戦前製なので、ラッセルヘッド側の台車はTR20を履いています。
大きい軸箱です。
側面の赤い矢印部分の点検蓋を開けてみると・・・。
これ何だべな・・・?。
で、先程の点検口の隙間から、カメラを突っ込んでラッセルヘッドの内側上部です。
フランジャを作動させるための空気配管が見えます。
画像が傾いていますが、奥に向かって前になります。
正面に見えるのが、フランジャの作動装置です。
赤い矢印の部分がフランジャで、レール間の雪を飛ばすための物で、上下に動きます。
除雪作業時には下げますが、ポイントや踏切、脱線防止のガイドレールのあるところなどでは、上げて通過します。
後部標識灯を引っかけるフックです。
最後にアクセスですが、車の場合は、磐越自動車道の西会津ICで降りて、信号を左折して国道49号線に出て、次の信号を左折、県道339号線の上り坂をひたすら上がると、右手に見えてきます。
列車ですと、最寄り駅は磐越西線の野沢駅ですが、町民バスの本数が少ないので、タクシーまたは、折り畳み自転車でもあるといいかな・・・と思います。
徒歩だと結構距離があります。
駅からは、駅前の道を、国道に向かって真っすぐ進み、国道49号線の塚田交差点を左折、次の信号を右折して県道399号線です。
目の前に町民バスのバス停はありますが、時刻表が無い・・・。
ちなみに、麓との標高差はこんな感じです。
訪れてみると判りますが、結構急勾配です。
運転しながら、キ621を動態復元して、D51-498の推進で、冬の上越線を走らせたら・・・などと考えたりしましたが、次の瞬間、妄想が音をたてて崩れました。
それは、これです。
磐越道のガードが低いので、仮にキ621を積んだトレーラーを通すためには、道路を掘り下げなければなりません。
キ621を据え付けた当初、磐越道は無かったしねぇ~。