前回の更新で、確か架線の実物があったなぁ~ということで、見つけました。
Nゲージ(1/150)のEH500のパンタが擦っているのは、使用済みの実物の架線です。洒落でやってみました。
これが、磨耗した架線でできた文鎮です。長さは190mmで、普通の文鎮よりはやや軽めです。
どこで使われていたかというと、あの日本一の急勾配(だった)、旧信越本線横川~軽井沢、碓氷峠で使われていたものです。
平成9年9月14日に行われた横川運転区でのイベントで手に入れました。
トロリー線の断面です。くびれているところで、吊架線とつなぐハンガーや、架線柱とをつなぐ振れ止め金具を固定します。
ずいぶんと磨り減っています。
ちょっと角度を変えて、パンタグラフが擦った面です。この面からEF63のPS17パンタグラフが集電していたんですねぇ…。
ちなみに、この面の幅は11mmです。
で、オークション形式で購入したのですが、確か6000円で落札…。「えっ?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、実はこの文鎮より、落札した際に頂けるおまけが欲しかったのです。
そのおまけというのが、これです。「ブレスト」と呼ばれていましたが、碓氷峠を通過するEF62やEF63の機関士が連絡用に使うヘッドセットです。
峠を上る下り列車(まわりくどいですけど)では、EF63は後部になるため、前方の標識や信号確認が出来ないので、これを使って、確認喚呼していました。
ちなみにこれは新品です。
そのうち、在りし日の碓氷峠の写真もアップしたいと思います。