オーストラリアの病院で多くの末期患者をみとった看護師が、亡くなる前の患者に聞いた人生への後悔について本にまとめている(Top Five Regrets of the Dying:Bronnie Ware)。
その中に書かれている後悔のTOP5は
1. 誰か(家族、子供、社会等)の期待に応えるためではなく、もう少し自分に正直に自分がやりたい様に生きる勇気があればよかった。
2.働きすぎなければ良かった。
3.もっと自分の感情を抑えずなければ良かった。
4.友人と関係を保っておけばよかった。
5.自分自身をもっと幸せにすれば良かった。
人生への考え方は人それぞれ。上記に同意しない人もいるだろうし、それを肯定、否定するものでもない。国が違うので文化的背景も異なる。
ただ多くの人が上の様な後悔をもっていたという事実はあるので、ある程度は参考になるのではないかと思う。
特に日本の様に仕事の負荷が重くなりがちな環境では、意識的に家族と友人との時間を差し置いて仕事を優先してしまう人が多い傾向にあると思う。
自分が本当にやりたいことではないけど、しっかり働いて家族も支えなければいけない。それはわかる。いきなり自分の夢を追って今の仕事を辞めることは難しい(それもありだと思いますが)。
だけど仕事を言い訳に自分の人生を自分のために生きれてない事はないだろうか。周りの視線や評価を気にしすぎていないだろうか。
私が思うにもっと身近な変化、意識でも大きく違ってくると思う。
その会議資料本当に今作成しなければいけないだろうか。
本当に残業して、自分の大切な時間を犠牲にしてまでする様な作業だろうか。明日朝一でやろう。
今日は定時で帰って家族と過ごそう。自分の趣味ややりたい事のために時間を使おう等等。
ところどころで自分に問いかける。そういうちょっとした自問が大切な気がする。
死ぬ間際に後悔しない様、自分の幸せをしっかり意識していきたい。
週末の午後は子供と外で鬼ごっこ。良い運動になりました。