1年前の今日、私は、就労支援B型事業所(作業所)の見学に行き、社会復帰の最初の第一歩を歩み始めました。

 

精神科への長期入院を含めて、うつ病で引きこもっていて5年間無職だったので、社会復帰に対して不安が大きかったのですが、精神科の入院中にB型事業所に就労するという方法もあるということを本格的に考えるようになりました。

 

 

作業所とか授産施設とかというのは、看護学生の時に地域実習で1日実習で行ったことがありますが、当然、その時の私は、利用者側ではなく、支援者側の視点で、地域で暮らす精神障害者の方々を見ていました。

 

まさか、将来、自分が、うつ病になり、精神障害者となり、作業所の利用者になるとは、当時は思っていませんでしたが、精神科看護に割と力を入れていた看護学校だったので、当時から、授産施設だとか作業所に対するイメージは悪くなかったです。

 

 

そんな私ですが、今までは、看護師への復職にとてもこだわり続けていました。

でも、一昨年の精神科の入院をきっかけに、そういったこだわりから解き放たれて、昨年の今日、意を決して、B型事業所の見学をしました。

 

見学に行く前はすごく緊張していたし、不安もあったけれど、実際に見学の日は、拍子抜けするくらい不安感とかなかったです。

 

その結果、今、働いている事業所の方(喫茶店系)の体験を経て、昨年の8月16日から本格的に通所を始めるに至りました。

 

最初は週2日から初めて、今年の5月からは週4日通所して、働いています。

 

最初は、なかなか人に慣れることが出来ませんでしたが、今は、人にも慣れ、仕事にも慣れ、無事、働くことが出来ています。

 

今日も、休憩時間に冗談を言い合ったりして、大笑いして来ました。

支援員さん達も話しやすいし、利用者も色々な人がいますが、そんな嫌な人はいません。

ある意味、看護師をしていたら経験することができなかったことを、今経験しています。

 

 

自分のペースで、少しずつスモールステップを繰り返して来たことが、今に繋がっていると思います。

 

私の場合は、いきなり一般就労にチャレンジするよりも、B型から始めて、良かったと思っています。

そこら辺は、今までの失敗経験の数々があるので、それが糧になって、ようやく身の丈にあった形になってきているかなぁ、と思います。

 

 

これからも、私のチャレンジは続きます。

 

 

昨年の秋も2か月近く精神科に入院してしまったし、つい最近では、今週の月曜から水曜まで3日間、急性胃腸炎と脱水症で内科に入院してしまったので、体調をしっかり整えながら、コンスタントにコツコツと働いていけるようになりたいと思っています。

 

でも、この1年間の歩みとしては、割と順調なのではないかなぁと思っています。

 

 

 

自分の視野、見方が変われば、働き方は、色々あるんだなぁって思うことが出来ます。

 

そういった面は、自分が少し成長できた部分だと思います。