退院してきてから、私は、「死にたい」とはあまり思わなくなりました。
あまりというのは、全く「死にたい」と思わなくなった訳ではないから・・・。
ただ、入院する前や入院中のように「いつも死にたいと思っている」「死にたいという気持ちが消えてくれない」という状態には陥っていません。
うつの調子は、まあまあ落ち着いているのだと思います。
「死にたい」の最大のピークは、衝動的に精神科薬ODをした時、市販の風邪薬をODした時ですが、その他にもいつもいつも思っていました。
でも、実際に、自分が死ぬかもしれないという苦しい状態になった時に私は、「死にたくない」というよりは、やらなくてはいけないことを思い出して「今はまだ死ねない」と痛切に思いました。
そして、主治医の先生にも言われましたが、自分でも気づきました。
私の本当の気持ちは、「死にたい」ではなく「Help me!!」なのだと。
死にたいと思うのは、病気の症状であり、どうにもできない現実に打ちひしがれて、人生に絶望し、開けても暮れてもその思いから逃れることができなくて、結果「死にたい」って強く思うようになるのだと。
主治医の先生に「死ぬかと思いました。もっと自分を大事にしてください。自分を傷つけないでください。」と言われたので、たぶん、「死ぬかもしれない状況」というのは、大げさではなかったと思います。
人は、死ぬかもしれないってなった時、本当は死にたいわけではないことに気づくものなんだと思います。
あの時、死んでいたら、きっと人生最大の後悔をしたと思います。
後悔したまま死んでしまっていたというべきなのでしょうか・・・。
ブログで「死にたい」なんて言葉を書くなんて良くないというのは重々承知ですが、今日はこのことをテーマにしてしまったので、ごめんなさい。
うつ病になって、うつの調子が悪くなると、多くの人が、「死にたい」と思うようになるんです。
希死念慮というやつで、たびたび、うつ病の患者は強い希死念慮から自殺企図に至って、自殺未遂だったり、実際に命を落とすこともあります。
よく精神疾患を持っていない人は、「どうせそんなこと言ったって死ぬわけないだろう」とか「本当に死を目の前にした他の病気の患者さんに失礼だ」「うつ病の死にたいなんて甘えだ」などの言葉をネット上でも耳にすることがあります。
でも、本当に死にたくなるんです。
甘えとか気の持ちようではないんです。
うつ病を他の病気と比べて、病気的に軽いとか甘えだとか思わないで欲しい。
うつ病は、心の風邪と言われるように誰もがかかる可能性のある病気です。
でも、うつ病をこじらせると肺炎どころか、死に至ることもあるんです。
実際に病気になってみないと、病気の気持ちなんてわからないし、他の病気同様、うつ病も、なってみないとわからないことっていっぱいあると思う。
でも、世の中、特にネットの中にいると、あまりにも偏見や差別や誤解が大きいことに失望します。
私は、ツイキャスの配信とか見ることが多いのですが、精神疾患のことを「メンヘラ」と言い、「またヘラってるのが来た」とか「お薬さんだ」というように差別的に言われることが多く、そういう言葉を聞くたびに、嫌な気持ちになります。
そして「本当のうつだったら、配信なんて見れないはず」「病気が治るまで来るな」とか言われる。
私自身が直接言われたことはないけど、幾度となく、そういう場面にでくわすことがあって、その度に悲しくなります。
本当のうつって何??
うつ病だって、色んな段階があり、本当に寝込んでしまい何もできない時期もあれば、少し元気になってきてネットができる時期だってある。
回復期には、出かけたりもする。
それは、他の病気と一緒なのに、なんでそんなに差別されるんだろう?
偏見が強く、誤解も多いんでしょうね。
世の中では、何か事件が起きれば、その容疑者、犯人も精神疾患の有無や、精神障碍者手帳の有無、通院歴などが語られたりする。
なぜ、精神疾患だけ、特別に扱われるのだろう?
「犯人は、高血圧で病院に通っていました」とは言わないのに・・・。
ほとんどの精神疾患患者は、そのような事件を起こすことはまずないのに・・・。
マスコミ、メディアの伝え方にも問題があるのだと思います。
今日は、重いテーマになってしまってごめんなさい。
でも、もやもやすることが多かったので、記事にさせていただきました。
うつ病のこと、これは私の思いなので、うつ病患者の一意見ですが・・・。
少しでも知ってもらえたら・・・と思います。
うつ病の「死にたい」は「Help me!!」のことが多いと思います。
でも、命がけで周りに「Help me!!」と訴えるのではなくて、ちゃんと言葉で、SOSを出せることが必要だと思います。
月並みですが、今は、もっと自分を大切にしていこうって思います。
そして、もっと住みやすい、生きやすい世の中になって欲しい。
そう願います。


