昨年、9年の時を経て、精神科に入院することになりました。

必死の抵抗をして、9年前と同じ病院への入院を免れた私は、別の病院の精神科(今のかかりつけ医)に入院しました。

 

抑うつ状態、希死念慮、OD(過量内服)のため、医療保護入院で閉鎖病棟での入院でした。

主治医の先生には、「よく今まで入院せずに家で過ごされていましたね。」って言われました。

4人部屋に入院しましたが、幸いにも穏やかで話していて楽しい方ばかりだったので、すぐに打ち解けました。

もちろん、閉鎖病棟なので、病棟の出入り口には常に鍵がかかっていて、浴室や洗濯物を干す乾燥室も鍵がかかっていて、奥の方には隔離室、保護室があったりして「あーここは精神科なんだなぁ」と実感しましたが、9年前の精神科病院の解放病棟よりも落ち着いた雰囲気だったので、安心しました。

 

主治医の先生はとても信頼できるし、看護師さんたちは優しいし、話しやすいし、9年前の精神科の嫌なイメージをすぐに払拭することができました。

私は、家族が父1人だけだったこともあって、割とすぐに売店まで1人で買い物に行ってOKになったり、院内散歩OKになったので、不自由な中では割と自由だったと思います。

閉鎖病棟なので、いつでも院内散歩や買い物に行けるわけではなく、午前、午後の決まった時間帯だけですが、気分転換になりました。

 

 

閉鎖病棟では、スマホ(携帯電話)の使用は、院内散歩の時に必要時に使う以外は禁止だったので、病棟内では、スマホは一切使えず、アナログ生活でしたが、それもすぐに慣れました。

スマホが使えないので、連絡手段は、公衆電話。

すごい久しぶりにテレフォンカードを使いました。

アナログ生活に慣れると、ある意味、色んな俗世との繋がりから離れて過ごせるので、それはそれでお気楽でした。

ネットがない分、大人の塗り絵を楽しんだり、本を読んだり、同じ部屋の人とお喋りしたり、何もしないでボーっとしたり・・・。

私には、意外と合っていたというか、思ったよりも平気でした。

割と早くに医療保護入院から任意入院にもなりました。

 

任意入院になると大体は解放病棟に移動になるのですが、私の場合、元職場で顔なじみだった看護師とか一緒に働いていた元同僚の看護師がいたので、気まずい気持ちや色々知られたくないという思いが強くて、主治医にそのことを話して、閉鎖病棟のまま入院を続けていました。

でも、入院の途中で、部屋の調整とか色々な関係で、主治医の先生と相談をした結果、解放病棟に移動することになりました。

 

解放病棟は、名前の通り、オープンな環境で、身体の科の一般病棟とほとんど変わらない環境です。

病棟内でスマホも使えます。

閉鎖病棟と比べると患者も元気です。

私は大丈夫でしたが、患者同士の合う合わないとか、色々面倒な感じが閉鎖病棟よりも感じました。

先に解放病棟に移った患者仲間に、解放病棟の看護師さんは閉鎖病棟の看護師さんほど優しくないと聞いていましたが、確かにそれは、その通りでした(苦笑)

退院間近の患者の自立を促すという意味もあって、あまり看護師が大きく普段の入院生活には介入してこないというのもありましたが、閉鎖病棟の看護師さんよりは、キツイ看護師さんや何だかなぁ・・・と思ってしまう看護師さんがいるなぁという印象でした。

まあ、これは、どこの病院でもあることなので、許容範囲かなぁと思いますが・・・。

 

閉鎖病棟にも態度の悪い看護師はいたけど、他の看護師さんがカバーしているという感じだったし、閉鎖病棟の方が、やっぱり優しい看護師が多かったと思います。

そして、閉鎖病棟の場合、鍵の開閉とかで毎回、看護師さんにお願いしなくてはいけない煩わしさはあったけど、そういう時に看護師さんと会話することが多かったので、その分、看護師さんと話す機会が多いって思えたのかもしれません。

閉鎖病棟では、時差出勤などの工夫で、解放病棟よりも看護師の人数が多かったというのもあります。

 

そんなこんなで解放病棟で過ごしていたのですが、色々なストレスで希死念慮が高まって、市販の風邪薬のODをしたことで、その後、私は、また閉鎖病棟に移動する(戻る)ことになってしまいました。

ただ、その時は、医療保護入院だと自由に外出できなくなる&また父に色々と依頼することが増えてしまうということで、主治医の先生が、「任意入院のままで良いですよ」と言ってくれたので良かったですが・・・。

結局、その後退院するまで、私は、閉鎖病棟で入院生活を送りました。

 

色々と不自由さがありましたが、ある意味、閉鎖病棟だったから、長い入院生活、落ち着いて過ごすことができたのかなぁと思います。

たまたま私が閉鎖病棟で割と落ち着いた部屋にいたから、そう思ったのだと思いますが、患者同士の人間関係のゴタゴタに振り回されることがなかったのが良かったです。

 

閉鎖病棟ってもっと怖くて暗いイメージだったのですが、実際に入院したら、そんなことなかったです。

状態が悪くて、騒いじゃったり、怒ってしまったり、という患者さんもいて、そういう具合の悪い患者さんは、隔離されていたりしたけど、その他は、割とマイルドな印象でした。

あとは、超高齢化社会なので、認知症のお年寄りや高齢の方が、閉鎖病棟でも解放病棟でも、一定数入院していました。

 

 

昨年の入院生活では、色々と有意義なこともありました。

今までの記事でも書いているので省略するところは省略しますが、薬剤調整とともに環境調整をとても大切にしているの病院で、そのおかげで、私は、今、新しい環境でリスタートを出来ているといっても過言ではありません。

主治医の先生はとても信頼することができたし、病棟の看護師さんやPSW(MSW)さん、病棟の担当薬剤師さんにも色々と支えていただいたし、そのおかげで色々なことを頑張って進めることができたし、退院することができたのだと思います。

私が頑張るのをみなさんで後押ししてくれたと思います。

 

主治医の先生が3月で転勤してしまったことは、とても残念で悲しいですが、仕方のないことなので、今は、新しい主治医の先生を信頼していきたいと思っています。

 

でも、私自身、長年看護師をしていたけど、20代であんなに頼りになるDrって、なかなか珍しいというか、ホントすごいなぁって思いました。

経験年数や年齢を補うだけのことをされていたんだろうなぁって思います。

そして、人間性がとても素敵な先生だったのだと思います。

できれば、もう少し転勤せず、診てほしかったです。

だって、とっても良い先生だったんだもん・・・。

 

ちなみに、精神科入院での日々は、学ぶことも多かったし、退院後の生活に向けて環境調整が行われ、有意義だったけど、じゃあ、また、病院に戻りたいかと言ったら、当分、入院はしたくありません。

やっぱり、家での生活が1番です。