私の場合、うつ病という疾患があって、その症状で、どうにも外に出られなくなって、結果、ひきこもり状態になってしまっていたけど、ひきこもり状態の自分を責めていたし、罪悪感があった。

何とか外に出なくては・・・と思っても、うつ状態がひどくて、通院とかどうしてもの用事で出かける以外は、家の中にいる時間が多く、同じマンションに住む父に買い物とか食事の用意とかお願いすることになり、父と2人という狭い社会になり、私にとっても、父にとっても良い環境ではなかったと思う。

自分がそんな状態になっているなんてこと、リアルの友達にはなかなか言えなかったし、ネットの友達にもなかなか言えなかった。

でも、精神科に入院する前の私は、どうすることもできなかった。

心療内科の主治医のことは、一応信頼はしていたけれど、もはや、薬をくれればそれでOKって思っていて、深刻な自分の状態を伝える気にはならなかった。

かなり前に入院したことがある精神科の環境が最悪だったので、精神科に入院するのだけは絶対に嫌だという思いも強かったし、だったら、うつの調子が悪くても、家で何とかやり過ごすしかない・・・。

しかもうつ病を長く患っていると、自分の調子がかなり悪くなっていても、そのことに気づかなかったりするもので、私も、身体の調子が悪くて、内科とか婦人科に入院していたので、体の調子が悪いからこんなに調子が悪いんだってとらえていた。

実際には、体の調子が悪くて、うつ状態の悪化に拍車をかけたというのがあるのだけど。

 

結局、精神科に入院することになった私。

幸いにも以前、入院した精神科とは全然違って、良い入院環境で、良い主治医の先生、良い看護師さんたちに支えられて、回復することができて、新しい生活環境でリスタートすることができた。

20年以上ものひきこもり期間がある人と比べたら、私のひきこもり期間なんて大したことないだろうし、私の場合は、うつ病があってひきこもりになったけど、精神疾患がなくてもひきこもりになってしまう人も多いので、一概には言えない。

でも、言えることは、周りに自分のことを理解してくれようとする人がいること、サポートしてくれる人がいることで、ひきこもりから抜け出せるし、うつ状態からも脱却することができるということ。

ひきこもりになっている時は、本当に狭い空間の中にいて、誰にも言えないし、助けを求めることもなかなかできなかった。

たぶん、長期化すればするほど、こじれていくし、孤立していくと思う。

元々は精神疾患があってのひきこもりではなく、例えば、就活に失敗してからのひきこもりだったとしても、長いことひきこもっていると、二次的にうつ状態になったりってあると思う。

 

犯罪はどんな理由があっても、肯定できるものではなく、今回の川崎の殺傷事件も許されるものではなく、憤りを感じるし、痛ましい事件だと思う。

でも、犯人がひきこもりがちだったというだけで、最近、ひきこもりという言葉がひとり歩きをしていて、ひきこもり=悪、ひきこもり=犯罪、ひきこもり=犯罪者予備軍というように関連付けられることは、それは違うって思うし、そのように思われることは、とても嫌なことだ。

犯人が精神疾患を持っていたと報じられるニュースでも言えることだけど、どうして一括りにするのだろう?って思うし、実際に精神疾患を患ってたり、ひきこもりになっている当事者からしたら、勘弁してよ!って思う。

 

他の多くの人と変わらない普通の人間なのに、どうしてそうやって括られなきゃいけないのか?って憤りを感じる。

そうこうしているうちに、周りにサポートしてくれる人や理解してくれる人がいなければ、ますます孤立化して、孤独と絶望に苛まれるのに。

 

もっと生きやすい世の中になって欲しいし、人生に挫折してもリスタートしやすい世の中になって欲しい。