4月2日



多質点の応答プログラムを組もうと、

fortranのおさらい。


マトリックスは僕の頭をかなり混乱させる。


現実的な目標として、

多質点の弾塑性応答解析プログラムは組めないにしても、

弾性の応答解析解析プログラムは作りたい。


この勉強に使える時間は、

スパコンが使えるようになったら、

研究を始めなくてはならないので、

だいたいあと4日といったところなので。



。。。



8月の大会で発表する梗概の原稿(2編)ができた。

と言っても、先輩が全部書いてくたし、

研究内容も僕のものではないので、

僕が発表する方の1つしか名前が載ってなかった。


別に研究者になるわけじゃないし、

ましてや、自分がやった研究でもないわけだからいいのだけど。。。


過去や僕以外のマスター2年は、発表内容が

自らの研究内容と関わっていたりして、

通常、1つの研究で提出梗概が複数編になると、

その複数に名前が載るわけで。


つまり、M1の時に、もっとしっかり自分の研究をして、

発表できるレベルにしておけばよかったなと後悔。


ただ、僕がやっている研究は、

解析ソフトを使うものなんだけど、

そのソフトは、建築構造系の実務者がよく使う、MIDAS等のように、

ビジュアル化されたインターフェイスで操作したり、

いくつかのボタンを押せばイイというだけではなくて、


モデルの形態や、解析条件等を

そのソフト、オリジナルの言語で書いて

入力ファイルを作成しなくてはならない。

(ビジュアル化したもので、できなくはないけど、やめた方が良いと言われた)


ある程度は解説を見れば分かるけど、

正直、細かい条件は分からない。


にも拘らず、研究室に、そのソフトを扱える人が誰もいない、

つまり、誰にも相談できない状況で、

研究を進めていたというわけ。


途中から1つ上の先輩が、修論でその解析ソフトを使う事になり、

色々と教えてもらえるようになったが、


如何せん、僕の研究対象のモデルは超複雑。

解析結果が出ても、それの処理方法も難しい。


ある意味、恵まれなかったと言うべきか。

勿論、一番は自分の努力不足が原因だけど、

大学院という研究機関に属していて、

何も結果が残せていない現状が、

精神的に辛い。





fortranの知識としては、かなり初歩的なものだけど、
載せておくことにする。

行列 [C]=[A][B]

の計算。

まず、そのサブルーチン



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****************************************
subroutine for product of matrix
****************************************

正方行列Aと、
これと整合的な行列Bの積
C=ABを計算する

subroutine PROM (A,B,C,NA,NB,ND1,ND2)

dimension A(ND1,ND1), B(ND1,ND2), C(ND1,ND2)

do 130 i=1,NA ! 列方向を計算するための繰り返し
do 120 j=1,NB ! 行方向を計算するための繰り返し
s=0.
do 110 k=1,NA ! 成分を計算するための繰り返し
s=s+A(i,k)*B(k,j)
110 continue
(i,j)=s ! 行列Cの(i,j)成分がsという事
120 continue
130 continue
return
end

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




一応、機能するか

具体的な数値を入れて簡単に確認。




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*********************
test for PROM
*********************

dimension A(3,3),B(3,3),C(3,3)
integer i,j
data A/3.,4.,9.,4.,2.,8.,9.,8.,6./,
& B/1.,2.,1.,2.,3.,1.,1.,1.,2./
call PROM(A,B,C,3,3,3,3)

do 220 i=1,3
do 210 j=1,3
write(6,*) C(i,j)
210 continue
220 continue
stop
end


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


文字はずれてますが。


ちなみに、


NAは行列ABCの行数

NBは行列BCの列数

ND1は主プログラムにおける行方向のディメンション (行列Aは列方向も)

ND2は主プログラムにおける列方向のディメンション



参考文献


建築振動理論(絶版

Fortran 77プログラミング


4月1日


解析で使うスパコンが止まっていて、
研究でできる事がないため、
1年時にやり残した
多質点弾塑性応答解析のプログラムを組むためのお勉強を始める。

とは言え、だいぶ忘れていて、
fortranと、耐震設計の基本的知識の復習。

スパコンが止まっている間に、なんとか作り上げたい。

スパコンが動き出してから、
2日後くらいにゼミがあるので、
そこで集中して、解析・データ処理を終わらせ、
まとめる必要がある。

本気を出すしかない。



3月31日



奇跡の


。。。寝坊。

いや、大寝坊。


結果、研究室到着時には、解析に必要である

スーパーコンピューターが使用できなくなっており、

できることなし。


ということで、デスクの引越しをした。

少しいい環境になったと思うので、

気合を入れて勉強・研究したい。


また、今日は、「かざぐるマウス」というフリーソフトをインストール。

ネットブラウザで使用していたマウスジェスチャーが

手の負担を軽減させてくれていたので、

コレを通常のエクスプローラーにも使用できたら、

作業効率が上がるんじゃないかと。


現在、研究室で使用しているトラックボールに、

「進む」「戻る」ボタンが無いために、その必要性を強く感じたというわけ。


ちなみに、使用しているトラックボール、

親指でボールを転がすタイプなのだが、

これは、かなり使い心地が良い。オススメ。




3月30日



進まず。

徐々にモチベーションが上がっているとは言え、

やっぱり、進度は激落ち。


今日は、大量にある弾塑性解析のデータから、

パネル部の「パネルモーメント-せん断変形角」の関係を見る際に必要な、

せん断歪の抽出を行った。


実際には、パネルの隅の4点の変位から

せん断変形角を導き出すのだが、

実験データとの比較のため、

実験時の歪ゲージ貼り付け箇所(4点)と同じ位置でのせん断歪に注目して

それを平均する事により、せん断変形角とする。


その後、パネル部のすべてのエレメント(要素)におけるせん断応力度を出し、

パネルモーメントを計算した。


。。。


これを書いて気付いたのだが、

せん断変形角を求める際に必要な4つのせん断歪を

間違えて、せん断応力度で出してたかも。。。


大学のスパコンが、年度の境目のため、

整備を行うらしく、15時までしか使用できない。

それまでに、せん断歪のデータを出す必要がある。

(寝坊しなければ問題ないが)



とにかく、急いで修正せねば。