4月14日


変位データを出力して、整理。

その後、ドクターの先輩に相談したら、
解析はおそらく合ってるんじゃないかとの事。

全体挙動としては、実験値とほぼ合っていて、
少々剛性が大きい。

梁パネルは、剛性はほぼ合っているものの、
耐力が実験値より大きく出ている。

柱パネルは前日に記述したとおり。

とりあえず、今までは、
パネルという細かい部分ばかり見てきたが、
現在、梁の挙動などを見ている最中。


4月13日


全体挙動、および梁パネル(この言葉が一般的なのかはわからないが)の
塑性化が解析でも確認され、
完全ではないにしろ、実験値と合うようになってきた。

ただ、柱パネルは、
解析上、塑性化しない。
実験値だと、きれいに塑性化した履歴が見られるが、
その実験の論文を読むと、
計測機器のトラブルがあり、その値は信用し難い、
と書いてある。

。。。なら、その実験については何を信用すればいいのか。。。

とりあえず、
解析での、
外力からパネルモーメントを求める式による値と、(←先輩の論文で定義されていた式
内力から求めるパネルモーメントの値を、(←こっちが正確
比較することにより、
提案式の妥当性の検証でもすることにする。


4月11日


ゼミだったので学校へ。
現在、解析を進めてるのだが、
実験値と比較する際、卒業していった先輩のエクセルデータを処理しなくてはならない。

その処理をする際、エクセルデータ内に、
単位系が記述されていないので、
作業量が大幅に増大していて、困り中。

構造系であれば、どんなデータであれ、
他の人が見てもわかるように、
わかりやすくまとめ、単位系も記述しておきたい。



4月10日


解析の結果が実験の結果と合わない。
明らかに何かおかしいのだけど、
どこがおかしいのかわからない。
入力ファイル?
或いは処理方法?

発狂しそう。

まず、パネルモーメントを見ると、
塑性化していると思われる箇所が塑性化してない。

加えて、全体挙動を見てみたら、
かなり早い段階で降伏してる。

発狂しそう。



4月9日


スパコンが動き出して、
今まで、研究したくてもできないという、欲求不満な状態から開放される。
ただ、解析をまわして、結果を見ると、
何かしらのミスだったりエラーがあるので、

入力ファイルを直して、
解析を回して、
結果を見て、
入力ファイルを直して・・・

の繰り返し。

そんなことでも、研究を進められるという事で、
かなりモチベーションが上がってきた。

。。。

今までの結果で、
どうしても、力学的特性がわからない箇所があったのだけれども、その謎は、
おそらく、接合部の設計指針にある式の解説が不十分である事に起因する、と思う。

という言い訳。

まだ、詳しく見ていないからわからないが、
梁が偏心して柱に接合される場合の式が、概要しか載っていない。

(ウェブからの力の)偏心によってトルクモーメントが発生するんだけど、

それにより、柱パネル断面に、せん断応力が発生する。

そのせん断応力を求める際、柱を四角い薄肉管と考えてたんだけど、

僕がやってるモデルだと、これが、大きく出すぎちゃう。
それで、よくよく考えたら、ダイアフラムがついているから、

トルクモーメントにより発生するせん断応力を、薄肉管の式で求めてはいけない気がしてきた。


指針だと、明らかに薄肉管の如く、図で示されてて、

しかも、せん断応力を求める式は載っていない。(と思う。)


今の段階では、実際に計算をしていないので、推測の領域に過ぎないが、光が見えた気がした。