気まぐれな黒い猫


誰かに言い寄りながら愛嬌を振り撒き暮らしてる


でも
誰も黒い猫を手なずけることなんてできない


愛嬌を振り撒きながらもその黒い猫はいつも不満と憂いを秘めている



気ままに生き

暇を潰し

飽きたらまたどこかへ行く


誰もに一番の愛着を見せながらも誰にもなついてなんかない

黒い猫を
救えるのは
過去の面影だけ


そんな事実を知った僕もたぶん暇潰しの相手の一人だろう



一番の愛着を感じながらもまたふいに出かけていく黒い猫を僕は見つめている