一月前くらいから電気ケトルで湯を沸かすとプラスチックが焦げるような匂いがするので、奥さんはケトルを買い換えたいと言っていた。確かにケトルの内部が溶けたりすると危険だし、場合によっては健康にも良くないだろうと思っていたところ、今日になってその原因が判明した。何ということでしょう、壁のコンセントが焼け焦げていたのだった。
 

 

 ケトルがのっているサイドボードの壁には2口のコンセントがあり、1つはサイドボードのコンセントを介して炊飯器へ、もう1つはタップを通して電子レンジ、オーブントースター、そして件のケトルに給電している。つまり、焦げたコンセントには消費電力の大きい3つの加熱器具に繋がっているわけだ。日頃奥さんにはこの3つを同時に稼働しないように言っていたのだけれど、朝夕にはレンジとトースター、ケトルとレンジなんて普通に稼働していた。考えてみれば、家庭用のコンセントのキャパは15Aがだから、ケトル(消費電力1300W)で13A、オーブントースター(消費電力1200W)で12A、そしてオーブンレンジ(消費電力1430W)が14A強を必要とするなら複数稼働はそもそも危ういのだ。とにかく近所のホームセンターで新しいコンセントとタップを買ってきて付け替え、奥さんにはよほどのことがない限りこれら家電の複数稼働はしないよう通達したのだった。

 

 

[追記]

 因みに、このコンセントは設計段階より消費電力の大きな家電を繋ぐことを想定していたのかブレーカーが独立しているのだけれど、こんなところから少し甘く見ていたかもしれない。反省…。