日曜日に届いた調整式スタビリンク。翌日、仕事も早々に帰宅して交換作業を行った。

 まず、リアタイヤをスロープに乗せて純正のスタビを確認。

 

 

 スタビリンクが突っ張ってスタビの両端がバンザイしている。これじゃあスタビ本来の動きは期待できない。現状を確認したら、デフにジャッキをかける。

 

 

 実は、今月の半ばからガレージの修理を行うことになっている。長年の雪害で東側の地盤が沈み全体が傾いてしまったのを修復するのだけれど、一旦ガレージを撤去する序でに整備の便を考えてシャッター前2mを含めた床面にコンクリートを敷設する。コンクリートになったらジャッキやリジットラックの下に板を敷かなくてもよくなる。

 

 作業そのものはそれほど難しくはない。純正のスタビリンクを調整式の社外品に交換するだけなので、14mmのソケット、メガネレンチ、スパナ、エクステンションにユニバーサルジョイント、そしてトルクレンチを用意して作業開始。

 純正のスタビリンクを外すときは左右同時に行う。と言っても、二人で一緒にやるとかではなくて、左でボルトを1個緩めたら次は右の同じボルトを緩めるというように、左右で同じ作業を続けていくわけだ。要はスタビが片方で突っ張らないようにすれば良い。

 

 

 純正と比べると社外品はかなり短い。それよりも驚いたのが、純正のスタビリンクのブッシュを通すボルトの穴が随分上に寄っていることだ。ブッシュの上部が潰れていて下部の3分の1ほどの厚さしかない。ということは、上を向いたスタビにスタビリンクが強い力で引っ張られていたことがわかる。車高調に換えてまだそんなに経っていないのだけれど、もしかすると純正のときから上に引っ張られていたのかもしれない。そう言えば、ZN6はリアのスタビがあまりよろしくない造りになっているというのをどこかで見た覚えがある。やはり交換は必要だったのかも。

 

 交換後の左リアを内側から見たところ。ジャッキアップしたままなので接地した状態とは異なる。

 

 

 同じく交換後の右リア。こちらは外側から見たところだけれど、このころには雨が降り出してボディーを伝った雨がお腹の上に落ちてとても冷たい。

 

 

 で、接地したところを写したのが下。スタビの角度はかなり改善されたけれど、これで万事解決というわけでもない。スタビ自体の位置と長さは変わらないので、今度は短くなったスタビリンクによって前方に突っ張っている。まずはこの状態で乗ってみて様子を見ることにしよう。

 

 

 そうそう、因みに締結したボルトナットはスタビ側、ロワーアーム側ともにM10でどちらも38Nmで締めている。スタビ側の締緩にはスペースの関係上エクステンションとユニバーサルジョイントがあった方が楽だ。一応供回りした場合を考えて14mmのスパナを用意したが使うことはなかった。

 

 作業が終了してクルマをガレージに戻すころには全身ビショ濡れだった。