そういうわけ(どういうわけ?)で、当初はたいして望まれもせずに我が家にやってきたZN6。初めの頃はとかく前妻(DC5)と比較されて、やれパワーがないの、がさつなエンジン音だの、プアーなブレーキだのと文句ばかり言われて肩身の狭いことこの上ない境遇であった。
 しかしながら、生来の気立の良さが幸いしたのか、数々の優れたパーツに恵まれて7年の歳月のうちに磨きがかかり、今では推しも押されぬ正妻となり、磨けばどこまでも光る素性の良さに夫(自分?)の認識もすっかり改まったのである。
 

 

 冗談はさておき、この車を弄るうえでの基本として、1に機能、2に操作性、3に見た目をポリシーにしている。つまり、まずクルマとして性能向上が主で、次に使い勝手を良くすること、そのうえでどうしても許せない外観を自分好みに変更しようという方針でDIYを続けている。だからパッと見はノーマル然としているのだけれど、最近はこれがちょっと気に入っている。
 だいたいZN6に乗る人は、エアロを一通り装備する。だから、走っているとTRDのエアロをフル装備した同じ車がこれみよがしに横に付けたりすることがあるのだけれど、ホイールから覗く青いキャリパーを見て目を逸らしとっとと通り過ぎたりするのを見てニヤッとしたりする(キモっ)。まあ趣味なのだから見た目に金をかけようがその人の自由で、とやかく言われる筋合いもないが、まあ自分の考えはそんなところだ。

 

 

 愛車をこんなアングルで見るのもDIYならではだろう。

 

 

 最近の自分のトレンドは「冷却」で、エンジンの発熱が大きいこの車の問題に取り組んでいる。

 

 

 自分でもちょっと驚いているのが下周りやタイヤハウス内の綺麗さ。これが3回車検を通した車なのだ。雨雪のもとで車に乗らない、乗ったら洗車してガレージ収納って、ちょっと過保護かも。
 
 随分と前説が長くなったけれど、寒冷地仕様といっても冬季間は乗らず、また吸排気の効率を上げてECUも高回転寄りにモディファイしたNA車にはHKSの7.5W-35という粘度はまさにドンピシャ(死語だな)というわけだ。