2014年に後期型のマジェスティ4d9を通勤用に購入。
はじめは電車通勤でしたので片道6キロの駅までの往復に使っていましたが、、コロナが流行して電車に乗るのを避けるようになり、約65キロ離れた職場まで直接バイクで行くようになりました。
バイクは5万キロ位からガタが出はじめ、10万キロまでに乗り換えたほうがコストパフォーマンス良いなんてよく言われます。往復130キロの通勤で使えば、年間3万キロオーバー。新車でも3年で10万キロを迎えます。そこで大切に乗ればどのくらい走れるか挑戦することにしました。
始めは10万キロ乗ったら乗り換えようと考えていましたが、問題なく10万キロを迎えてしまいました。15万キロ行ける!? 特に大きなトラブルはなく15万キロを迎えました。よっしゃー、これなら20万キロを目指して20万キロで乗り換え。マジェスティで身に付けたノウハウを生かして次のバイクで30万キロを目指す目標を立てていました。
しかし17万キロ超えた頃からミッションの変速に違和感を感じたり、ベアリング類の消耗なのかガラガラ音が大きくなり始めました。18.5万キロでプーリーが固着してエラーが出てしまい、分解清掃をして延命させましたが、19.5万キロでクラッチから大きな異音が発生してベルトが焦げる匂いがしてエンスト。JAFを呼びいったん自宅まで運んでもらい、ミッションケースを開けたところベルト自体は無事でしたがベルトの擦れた粉が散らばっており、エンジンをかけるとクラッチからガラガラと大きな音が出ます。クラッチの開閉動作が上手くできなくなってベルトに異常なテンションが掛かり発熱したような気がします。
目標20万キロまで残り5000キロでしたが、修理コストを考えたら乗り換えます。
約20万キロ走って学んだこと。
・自分で油脂類、ブレーキ、ベルトのメンテナンスができて、定期点検を意識する人でないと厳しい。
・とにかく早く目的地に到着したいので、シグナルGP、すり抜けは日常という人には無理。
・できるだけリアタイヤを減らさないように、なるべくフロントブレーキを使う。(フロントタイヤのほうが安いし、リアタイヤが減るとパンクしやすい)
・バッテリーはケチらない(安いバッテリーは電圧が不安定になりやすく、リレー、セルモーター等に負荷がかかり寿命が短くなる)
・しばらく乗らなかった時はバッテリーを充電器で満タンにしてから始動する。(弱い電圧でセルを回すと負荷がかかる)
・雨の中走行をしたら簡単でもいいから洗車をする。(汚れが付着したままだと金属部分や電装系の被膜が傷む)
メンテナンス記録
75000km 発電不良でレギュレーター、ステーターコイル交換
90000km 一時的に始動時に白煙が出るようになったが、なぜか治まった。
100000km シートダンパー交換・ブレーキキャリパーOH(特に傷みなし)
130000km ブレーキランプスイッチショートにて交換
150000km YCC-ATモーター交換(念のため)・時速100キロ近く出すとオイルが減るようになったが、80キロ以下なら減らない。
185000km プーリー固着(分解清掃)
他、油脂類、ブレーキ、ベルト、タイヤ等の消耗品は適宜交換。
4d9はモーター駆動のミッションなので耐久性の面で心配が多かったです。バイク屋でもこんな過走行のスクーターは扱ったことがないと言われ、未知なる領域に突入していました。しかし19.5万キロ走ることができたのは、ビッグスクーターブームでヤマハが莫大なコストをかけて開発し、MADE IN JAPANというクオリティの高さが一番大きいと感じますね。


























































































































































































































