左右差のある筋の異常緊張をとる。筋硬結 | 山根DCの治療革命

山根DCの治療革命

カイロプラクター山根悟が、毎日の治療の中で感じたこと、気づいたことを書いていこうと思います。

 筋に無理にアプローチするのではなく、筋の環境を本来の環境に戻すことです。多くの人は左右非対称で、体や顔は左に向きやすく、体幹は左が短縮し、右側は進展して、歪みを助長しています。

 右利き社会では、無意識、反射的に、収縮する左側は、脊柱起立筋のコンパートメントが右側より短く、広く、薄くなり、頸部から肩にかけて、僧帽筋、腰仙部の仙棘筋などが緊張、短縮します。

 右側も左側の短縮により、伸展から伸張反射が起き、筋が緊張し、胸郭の筋膜、骨膜に緊張が生じます。自発痛や圧痛が発生し、体の警告信号になります。これを取り除くにはコンパートメントそのものを変えること、柔軟性を上げ、可動性を増やし、いろいろな動作を入れて、筋の代謝をよくし、筋の興奮性を減らし、刺激に対して鈍感にすることです。

 結論から言えば左右差がある以上常に閾値が下がり、痛みに対して敏感な筋肉を正常に戻すことが最優先です。