2001年と言えば9月11日アメリカニューヨークのマンハッタンにそびえ立つワールドトレードセンターに、テロ組織アルカイダがハイジャックした航空機を激突させ世界の歴史的な事件になった年だ。その後ブッシュ大統領はアフガニスタンに潜伏するアルカイダ掃討作戦を展開し、その戦いに勝利。テロから3ヵ月後に行われた「敬宮愛子内親王殿下御誕生慶祝第46回有馬記念」ではテイエムオペラオーとメイショウドトウの一騎打ちムードであったにもかかわらず、菊花賞馬のマンハッタンカフェが圧勝し、2着には最低13番人気のアメリカンボス、3着にも牝馬トゥザヴィクトリーが入線し大波乱となった。
マンハッタンカフェ=テロの舞台~アメリカンボス=ブッシュ大統領~トゥザヴィクトリー=作戦での勝利~ダイワテキサス=ブッシュ大統領の出身地。
何故か逃げ一手のホットシークレットが出遅れ、ハナを切った類稀なペースメーカーであるトゥザヴィクトリー鞍上武豊が超スローペースに落とし、2番手集団を追走していたアメリカンボスがゴール前で内を突いて連対を確保。先行集団直後に位置取っていたマンハッタンカフェが外から指し切って優勝したのだが、とても玄人の買える馬券ではない。果たして馬連48650円・枠連20680円を的中してしまった「競馬ビギナー」が以後競馬の虜になるであろう事は敢えて言うまでもない。「敬宮愛子内親王殿下御誕生慶祝第46回有馬記念」直後に行われた、同年最後の中山最終レース「ハッピーエンドカップ」でケイアイシャイアン(敬愛)もしっかりと勝ち、15倍のオマケまでつけば、「1月5日には金杯なんてレースがあるんだ・・」と買う気も満々。
菊花賞で完敗を喫したジャングルポケットを何故ジャパンカップに出走させ勝たせたのか?有馬記念でジャングルポケットとマンハッタンカフェを同時に出走させなかったのはなぜか?それらの馬はそれなりの能力はあるとは言え、それ程強いのだろうか?双方とも休み明けとは言え次走では敗戦を喫している。JRAのドル箱である特別レースにおいても有力馬の除外が頻繁に起こるのはなぜか?数え上げればきりがない。昨年、覚醒剤取締法違反で逮捕された元JRA調教師「○ 原○貴」氏。騎手時代には史上最年少で1000勝を達成し「天才」「貴公子」等と持て囃された裏では「命令」に従わず干されてロクに騎乗馬も与えられなかった時期がある。その彼が逮捕後にもらしたと言われる「JRAの内幕を暴露する」と言う言葉には一体どんな意味があると言うのか。それはある程度推測できるだろう。
貪欲な人間の思惑と「万能」コンピュータが複雑に絡み合った「魔界」とも言えるJRA。表面的な「持ち時計」を基準にした「指数」、競馬専門誌の「馬柱」や「コメント」だけでは戦車に槍で応戦するようなものだ。競艇や競輪では一般的に行われている選手同士の「駆け引き」。それを読むのが醍醐味と言う人もいる。競馬は「馬」だから「駆け引き」ができないと思いますか?全く逆だ。 「サラブレッド」は人類が創造した最高の芸術=精密機械なのだから。