こんにちは。スター河野です。

 

 

いやー八月ですね、八月。

 

 

夏ですよ、真夏の季節です、太陽の季節です。

 

 

さて、またいつもの突然話題が変わるパターンで恐縮ですが、先日、二輪の教習でアメリカの方を担当させていただきました。

 

 

ドキドキ…

 

 

ドキドキ…

 

 

心の中がざわつきます。

 

 

実は昔ね、私がまだまだウブで、ファーストKISSはレモンの味ってガチで思ってた頃のことなんですけどね、下校途中の電車の中で三人のアメリカ人らしき外人さんに囲まれたことがあったんです。

 

 

別になにされるわけでもなく、多分その外人さんたちは何かを私に聞こうと思って来たんだと思うんです。

 

 

でも私は言いようのない恐怖に襲われた。

 

 

だって外人三人に囲まれるって結構なことだよ?ファーストKISSがレモンの味って信じて疑わないスター河野@中三、が耐えられるシチュエーションじゃないよ?

 

 

だから外人さんたちが何を言っても無視を決め込み、ひたすら窓の外を見ていた。何も聞こえない、なにも見えない、私は貝、私は貝、そんな心持だった。いつもの風景がオアシスに見えた。怖い母が居ても良い、すぐにイチャモンつけてくるアンチクショーが居ても良い、早くあそこへ逃げたい、逃げ出したい、この分厚い窓ガラスをぶち破れるパンチ力があればいますぐにでもそうするのに……!!

 

 

「ガイジンキライデスカ?」

 

 

外人さんは寂しげな眼をして言ってきた。

 

 

「ガイジン…キライデスカ?」

 

 

もう一度言ってきた。

 

 

「キ…キライジャナイデース…」

 

 

何故かカタコトで答える私が居た。

 

 

電車が豊田駅に止まり、扉が開くと同時に、私は走った。無我夢中で走った、全てのエナジーを足に注ぎ込み、ダッシュした。

 

 

見てなかったからわからないけど、多分私の後方には「ドキュン!」っていう効果音が文字で残っていたはずだ。

 

 

階段までダッシュし、もう大丈夫だと思って後ろを振り向いたら外人さんが悲しそうな眼をしてこっちを見ていた。

 

 

ゴメンね外人さん、オレ、ホントに怖かったんだ…。

 

 

そんな昔の軽いトラウマがあって以来、私はアメリカの方にどうしてもドキドキしてしまうのです。

 

 

「コースは覚えられましたか?」

 

 

「ウ~ン…ムズカシネ~♪コンガラガッチャウヨ♪HaHa~」

 

 

「Oh…ソウデスカ~」

 

 

やはり何故かカタコト。そしてこれがどうしても直らない。

 

 

「ジャアドッチノホウガトクイデスカ?」

 

 

「ウ~ン…コッチカナ…」

 

 

「ソウデスカ~、ジャアコッチノコースニ【ウェィツ】ヲオイテ、ヤッテイキマショーネー♪」

 

 

完全にデーブスペクター同士の会話になってる。しかも何故か【ウェィツ】の部分だけめっちゃ頑張ってネイティブらしさを出そうとしてる私が居る。認められようとしてる私が居る。中学の時、発音超下手なくせにa lot of のところだけすげー頑張って「アラロブ!」って気合入れて言うからあだ名がアラロブになった英語の先生が居たけどその人をもう絶対に馬鹿にできない。今の私は完全に【ウェィツ指導員】だ。

 

 

コースを走る。その方はとても運転が上手でした。

 

 

「OKOK!パーフェクッ!ワンモォァ!GO!」

 

 

「ワカリマシタ」

 

 

アメリカ人が日本語しゃべって私が英語しゃべる。

 

 

「NO!コースチガッテマス!」

 

 

「Oh…コンガラガルネ~…」

 

 

「ダイジョブダイジョブ!OKOK!」

 

 

否定してから肯定してる。一番こんがらがってるのは私の頭の中だということを気づかれてはいけない、決して。

 

 

教習が終わり、室内で講評。

 

 

「コース図、写メ撮って家で覚えてもいいんですよ?」

 

 

言ってからしまった!と思った。写メなんてアメリカ人に通じるはずがない。この場合ならtake a pictureだろ!しかも写メってなんだよ、誰にメールすんだよ、テンパるのもほどほどに…!!

 

 

「ダイジョブ、モウ写メシテアルカラ」

 

 

あ~物凄い親近感♪(/ω\)

 

 

このお客様のおかげでもうアメリカの人、恐くないです、むしろ大好きです、I Love NewYork♪

 

 

ではではBye byeマタネしろくまくまパンダ