榊原郁恵のデビュー作でもある | デイブレイクおかもの『なんかなし書いてんもう』

デイブレイクおかもの『なんかなし書いてんもう』

福岡県福岡市博多区中洲に在るbar Day-Breakの店主「おかも」が
お気に入りの酒、音楽、映画、たまに日常の出来事なんかを紹介していきます

春琴抄 春琴抄('76)


明治初めの大阪、くすりの町道修町
軒をならべてにぎわう薬種問屋
その中の一軒、鵙屋の次女お琴(山口百恵)は、九つの春に病がもとで失明して以来、一心に琴の修業を続けている
丁稚の佐助(三浦友和)はそんなお琴の身のまわりの世話を、一人でまかされていた
お琴の教えるままに佐助は三味線の稽古をするようになった


そんなある日、突然激しい地震が鵙屋をおそった
必死にお琴を救った佐助とお琴の間には愛が芽ばえ、はたの者のはかり知ることの出来ない、不思議な生活が生まれた


やがてひとつの奇妙な事件が持ち上がった
お琴が子を宿したのだ
主人は佐助に激しく詰め寄るが、何も知らないと頑なに答える
お琴もまた血相を変えて母にくってかかった
結局、この子は父親の知れぬまま、さる人に貰われていった


そうこうするうちにお琴の身に、相次いで大きな不幸が訪れた
父の安左衛門(中村竹弥)が死に、その死に誘われたように、師匠の春松検校(中村伸郎)もまた他界していったのだ
お琴は、師匠に生前から許されていた春琴の名をかかげ、佐助共々新居に移った


そんな時、お琴を目当てに、美濃屋利太郎(津川雅彦)が、通って来るようになった
利太郎はお琴に無理やり自分の別荘で琴の独演会を開くことを承知させ、当日別室でいきなりお琴を抱きすくめるのであった
騒ぎを聞きつけて佐助が駆け付けた時、利太郎は眉間から血を流して無様に倒れていた


ある夜、お琴の身に思いがけない惨事があった
逆うらみをした利太郎がさしむけた男によって、お琴は顔に熱湯をあびせられたのだ


月日が流れ、明日は包帯がとれるという日に、お琴は佐助に「お前だけには、この顔を見せとうない」と涙ながらに訴えた
意を決した佐助は部屋にいき鏡の前で、左、右と激痛に耐えながら針で自分の両目を突き刺したのであった…


監督は西河克己


究極の愛?
どうも!福岡市博多区中洲に在る
bar Day-Break(バー デイブレイク) の店主『おかも』です(^_^)


山口百恵主演文芸作品第6作目は
琴の名手、春琴と下男の佐助との愛を描く純愛ドラマで、原作は谷崎潤一郎です
ずっと目を閉じたまま演じる百恵ちゃんも綺麗だし、津川雅彦の若旦那役はハマってました
まだレコードデビュー前の郁恵ちゃんが生徒役で出てるシーンも必見です!(^_^)


★★★(5つが最高)


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