すべてを捨てたのか、それとも、すべてに捨てられたのか…
判然としないが、ただひとつ確かなことは、この世に自分の居場所がない、ということだった
そう思い定めて、生島与一(大西滝次郎)は尼崎にたどり着
いた
生島は焼鳥屋「伊賀屋」の女主人、勢子(大楠道代)にあてがわれた古いアパートの一室で、来る日も来る日も、焼き鳥屋で使うモツ肉や鳥肉の串刺しをして、口を糊するようになる
そんな生島の前に現れたのが、若く美しい女、綾(寺島しのぶ)だった
彼女は、親子ほどの年のはなれた刺青師、彫眉(内田裕也)と暮らし、背中には一面に迦陵頻伽(かりょうびんが)の刺青が翼を広げていた
二人はやがて関係をもち、綾は生島に自分を連れて逃げるよう懇願する
綾を連れ、生島は尼ヶ崎、大阪天王寺、赤目四十八瀧をさ迷う…
監督は『ファザーファッカー』の荒戸源次郎
うちの店の近所は焼き鳥激戦区です…
どうも!福岡市南区長丘 bar Day-Break(バー デイブレイク)
の店主『おかも』です(^_^)
原作は直木賞を受賞した車谷長吉の『赤目四十八瀧心中未遂』で、寺島しのぶの映画初主演作品です
尼崎で生島が出会う世の裏や日陰で生きる人々がとても個性的かつ魅力的に描かれています
じっくり観ていないと解りにくいストーリーかもしれません
寺島しのぶって決して美人とは思わないんですが、ふとした瞬間、とても魅力的に見えてしまうのは私だけでしょうか?(^_^;)
劇中出てくるお酒:アサヒスーパードライ
★★★(5つが最高)
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