明治35年正月
村岡伊平治(緒形拳)が大志を抱いて故郷の島原を捨ててから早や8年が経っていた
伊平治が長太(深水三章)、源吉(杉本哲太)と香港の港に降り立った時の格好は、髪は長くボサボサ、服はボロボロでまるでルンペンのようだった
もちろん金もなければ家もない3人はしかたなく大日本帝国領事館へ駆け込んだ
伊平治はそこで上原大尉(小西博之)から満州密偵としての役をもらい、シベリア大雪原へ向かった
やがて彼は奉天の女郎屋でトメ(池波志乃)という島原の女と出会い、幼馴染みのしほ(倍賞美津子)がシンガポールに奉公に出ていることを知った
香港へ戻った伊平治は越前屋の朝長(三木のり平)という知り合いを訪ねたが、なんとしほは朝長の女房となっていた…
監督は「楢山節考」の今村昌平
明治の人たちは逞しい!
どうも!福岡市南区長丘 bar Day-Break(バー デイブレイク)
の店主『おかも』です(^_^)
明治後期から昭和初期にかけて東南アジアを舞台に活躍した女衒、村岡伊平治の半生を描くいた『村岡伊平治自伝』を原作とした作品です
ストーリ自体は、人身売買というような暗い雰囲気ではなく、女性たちのたくましい姿を描いています
『女衒も貿易商も一緒』という、しののセリフが印象的でした(^_^)
★★★(5つが最高)
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